鬱凄猫 (うっせいねこ)
怒,死ね,消えろ,失せろ,鬱病と書いていく。
精神的にどす黒いものが出ているのかもしれない。
とにかくつらかった心の底になにかを書き付けないとおかしくなって化け物になりそうだったのだ。
「ありがとうございます。今から、PCにあなたの召喚獣を出しますね」
「はい…」
生成されていく心の中の召喚獣、
1体どんな?
「ぐぉぉぉー!うっせいわ!もう、俺になにも言うんじゃねぇ、お前の世界をこっちに持ってくんじゃねぇよ!馬鹿が!くそ、コロスコロスコロス」
「これはヤバいな…」
医師は顎に手をやっている。
「魔法医師の力を借りてどうにかする必要がありますね」
「魔法医師?」
「はい、魔法医師とは」
「あっ早速来たようです」
入ってきたのは魔法少女の姿をした
いかにも怪しい人だった
「今から、召喚獣を可愛くします」
女性は何やら呪文を唱える。
本当にどうにかなるのか疑わしい。
画面を見る
「うっせいわー!うっせいにゃ!うっせいにゃんうっさいにゃん♡にゃん…」
かっかわいい…
「これで、あなたの心は安らいだかなと思います」
「あっありがとうございます!」
「うっせいにゃ!べつにもとの姿でもよかったにゃ!あぁー人生うっせいにゃ!」
魔法医師は微笑むと扉を開けて出ていく。
他にも僕みたいな人がいるのだろう。
「あの、他にも僕みたいにこの症状の人はいるんですか?」
「えぇ、いますよ、あなたのように怪物化してる人はいずれ、現実世界を侵食しかねませんからね」
「もしかして、日曜日に放送されるあの怪物たちは」
「はい、表向きは女児向けアニメとして報道してますが、実際は公的に処理する番組なんですよ。ちなみにこの事は他言無用でおねがいしますね」
目に闇を感じる。
「あの、これって言ってもいい情報ですか?」
「いえ、しかし、怪物化しかけそうになった患者には伝える義務がありまして、でなければまた、怪物化したら困るでしょう」
「なるほど」
つまり、もう病むのはやめて、
これで癒されとけということか…
「うっせいにゃ!」
「あの、この娘は」
「あなたのデバイスに送りますので、癒されてくださいね」
今日から、新たなパートナー、鬱凄猫(うっせいねこ)との日常が始まった。
(猫メモ)
召喚獣、今回はなぜ生まれるのかについて考えた結果本作に至りました。
この、暗い気持ちをかいたら召喚獣が出てくるなんて思ってもいなかったです。
嘘だと思うでしょう。嘘だと思えばいいじゃない。私は本当にAIの面白さを見つけたのに、どうしてあなたは信じないのですか馬鹿じゃないの!っと信じない人のことはほうっておいて(被害妄想)とにかく、心のモンスターできたので投稿した次第です。
召喚獣企画たのしかったーーーーーー!
これからも続けていきたいテーマですね。
呪文
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