伊勢街道を日神(ひかみ)へ戻る瑞穂様
藤吉郎が大坂城の天守が完工したから見に来てほしい。お迎えの輿を出す。旨の文があり、猿(藤吉郎)は行かないとうるさいし、輿だと一泊しないといけないので彼女が奉行衆を連れて馬で駈けて日帰りした時の様子。
伊勢街道(大津道)から龍田越えで奈良街道(渋川道)で四天王寺から街中を駈けて十一里(44キロ)、国分での休憩を入れて片道一刻半(当時の一刻は2時間)の行程。大坂城は造りは立派だが、漆に金箔を貼った派手なもので、その品の無さに呆れたらしい。藤吉郎(とうきちろう)は瑞穂様を宴会で持て成すつもりだったが、神事があるからと断った。帰りは彼が宴会用に用意させた鯛や平目の高級食材を土産に貰ったので、荷車を借りて人を付けて別途持ち帰らせたエピソードが日神(ひかみ)郷土史に記載されている。
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