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渚 琉亜(なぎさ るあ)の場合

「特別強化レッスン……ですか?」

夕暮れ迫るプールサイドで、琉亜は不安げにコーチを見上げた。他の部員たちはすでに帰宅し、水銀灯だけが青白く水面を照らしている。

「そうだよ。君には特別な才能があるんだ」
コーチの太い指が彼女の肩に置かれた。冷たい感触に背筋が震える。
「まずはウォームアップだ。水着に着替えなさい」

更衣室で競泳水着に着替えた琉亜は鏡に映る自分の姿に戸惑う。グレイのブレザーと白いワイシャツを脱ぎ去ると、ショートカットの黒髪から湯気が立ち上っている。水泳の練習でほてった肌には濃淡の日焼け跡が幾何学模様のように刻まれていた。それが妙になまめかしい。

「準備できたか?」
背後から声がかかり、飛び上がるように振り向くとコーチがいた。いつの間に?

「こっちへ来い」
彼は琉亜の腕をつかみ、強引にプールサイドへ連れ出す。冷たいコンクリートの上で二人きりだ。

「まずは……足腰のバランスを鍛える」
コーチは突然膝をつき、琉亜の前に屈んだ。
「君の自慢の脚で僕を踏んでみてくれ」

「え?でも……」
戸惑う琉亜の足首を掴み、コーチは彼女の競泳用ソックスを乱暴に引き下ろした。

「ほら……こんなにきれいな足をしているじゃないか」

太陽を浴びた小麦色のふくらはぎと水着で隠れた白い内腿のコントラストが鮮烈だ。指一本一本まで磨き上げられた足先からは汗と塩素が混じった匂いが漂う。

「あっ……ダメです!」
抵抗しようとしても、鍛えたはずの身体がなぜか動かない。コーチの荒い息遣いだけが耳元に響く。

「いいだろう?ここを踏んでみて」
彼が指差す先には固く張り詰めたモノがあった。琉亜の顔から血の気が引く。

「できません……そんなこと……」
「強化プログラムの一環だ。力を抜いて」
コーチの手が彼女の踵に添えられ、ゆっくりと導く。爪先が熱い布地を押し上げると、何か硬いものが脈打つのを感じた。

「こう……かな……?」
恐る恐る体重をかける。すると布越しでも分かるほど男の呼吸が荒くなり始めた。

「もっと強く……」
要求に応えて圧力を加えると、コーチの低いうなり声とともに膝が震えた。琉亜の足裏全体に広がる不思議な生々しい感触――それは生き物のように蠢き、時折鋭く痙攣する。

「気持ち良いですか……?」
自分でも信じられない言葉が出た。羞恥と同時に奇妙な高揚感が湧いてくる。

「素晴らしいぞ!次は胸を使ってくれ!」
コーチがベルトを外し始める。慌てて目を閉じたが、次の瞬間には両手首を掴まれ壁に押さえつけられていた。

「この水着……邪魔だな」
ナイフのような鋭い視線が水着の胸元に刺さる。恐怖で凍り付く琉亜の肩紐が一気に下ろされると――

「きゃっ!」
解放された双丘が月明かりに晒された。大きく張り出した乳房の中心では桃色の乳首が既にピンと尖っていた。日焼けしていない谷間の白さと赤みを帯びた突起のコントラストが扇情的すぎる。

「なんて美しい……」
コーチの指が震えながら膨らみに沈んでいく。彼の掌の熱さに琉亜は小さく息を漏らした。

「あっ……そこは……」
「感じるんだろう?素直になれ」
乳首を摘まれると電流のような刺激が走る。自分でさえ触れることの少ない敏感な部位が他人によって翻弄されている現実が信じられない。

「んっ……だめぇ……」
反論する間もなくコーチが跪き、彼女の両腿を割り開いた。股間に熱い吐息を感じる。

「こんなに濡れているのか……」
水着のクロッチ部分が湿り気を帯びていることを指摘されて耳まで真っ赤になった。確かに練習後の疲労感とは違う熱が下腹部で渦巻いている。

「違う……これは……」言い訳を探すより先に、コーチの手が水着の中に潜り込んだ。

「嘘をつけ」
指が花弁を掻き分け侵入してくる。異物感と痛みが走る一方で、これまで知らなかった快感が波のように押し寄せてきた。

「やだぁ……お願いです……」
必死の懇願も虚しく指の動きは止まらない。やがて水っぽい音が響き始め、琉亜の呼吸が不規則になった。

「我慢しなくていい。全部出してしまいなさい」

「ふぁ……あっ!」
突如激しい痙攣に襲われ膝から崩れ落ちる。コーチの腕に支えられながら放心状態に陥ったその時だった。

「今度は私の番だ」
彼の声には抑えきれない欲望が滲んでいる。目の前には怒張した肉棒がそびえていた。赤黒い亀頭から透明な液体が玉となり、滴り落ちる様子が蠟燭のように見える。

「口を開けろ」

「嫌です……こんなの……大きすぎて……」
恐怖で声が震える。しかし命令の眼差しから逃げられない。

「やってみれば分かる」
無理やり顎を掴まれ口内に押し込まれる。圧倒的な質量に窒息しそうになった瞬間、喉の奥まで貫かれた。

「うぐっ!」
吐きそうなほどの異物感に涙があふれる。それでも容赦なく抽送が繰り返される。

「んぶっ……じゅぷっ……!」
苦痛と嫌悪感の狭間で奇妙な感覚が芽生える。喉奥を擦られるたびに腹の底が疼き出し、腰が勝手に揺れ始めたのだ。

「お前の中は熱いな……」
コーチの声が遠く聞こえる。舌の上で跳ね回る剛直は鉄のように硬く脈打っている。不意に口内から引き抜かれると透明な糸が引いた。

「次は胸で包め」

言われるままに両腕を寄せると柔らかい谷間に灼熱の塊が収まった。肌と肌の接触面積が増すほど体温が上昇していく。

「こう……でしょうか?」
おそるおそる胸を揺らすとコーチの表情が歪んだ。

「もっと強く……」
乳首と陰茎が擦れる度に鋭い快感が走り抜けた。無意識のうちに動きを速めると乳房の揺れが加速し、先端同士がぶつかるリズミカルな刺激が生まれる。

「すごいぞ……もう我慢できない!」
コーチが突然起き上がり彼女の肩を掴む。四つん這いの姿勢で後ろを向けさせられた途端、熱い切っ先が尻に押し付けられた。

「待って……それは本当に……」
制止の声も空しく腰が固定される。次の瞬間―

「ひっ!」
一気に貫かれ悲鳴が漏れた。裂けるような痛みと共に未知なる領域が破られていった感覚。それでもコーチの抽送は止まらない。

「ああっ!やめて……許して……」
懇願しながらも身体は正直だった。痛みの向こう側にある新しい扉が開かれていくようだ。

「最高だ……お前のすべてが欲しい!」
動きはどんどん速くなり二人の肌がぶつかる乾いた音と粘液の絡み合う湿った音が夜のプールに響く。

「いやぁ……おかしくなっちゃう……」
頭が真っ白になりそうになった刹那、熱い奔流が体内で爆発した。迸る生命の源泉が奥深くを満たし溢れ出す。

「あ……熱い……出てるぅ……」
恍惚とした表情で崩れ落ちる琉亜。全身が痙攣し視界が霞んでいった――

呪文

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