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今後のリリース予定について👩‍💻

【超短編小説】山で出会った自称山岳ガイドのお姉さん

使用したAI Stable Diffusion
あなた(登山者)は一人でとある県境にある山に登っていて道に迷ってしまいました。方位磁石も機能せず、スマホは圏外、太陽の位置もよく見えないため途方に暮れていたところ、登山をするには不釣り合いな格好をした一人の若いお姉さんが突然目の前の茂みの間から姿を現し、あなたに声をかけてきました。

『こんにちはー。
もしかして、道に迷っちゃった感じですか?
私この山で山岳ガイドやっているんですよー。この辺りはよく道に迷う登山者の方がいらっしゃって道案内しているんです。私についてきてください。登山道まで案内しますよっ。』

あなたは不審に思いながらも他に手立てがないためお姉さんに従いついていくことにしました。しかし、万が一のために写真を撮っておきたいと思い、理由を適当につけてお姉さんの写真を撮っていいか尋ねたところ、

『え!?写真ですか?いいですよー。じゃんじゃん撮っちゃってください。SNSにあげちゃっても大丈夫ですよ笑』

と、意外にもあっさりOKされ、ポーズまでつけて写真撮影に応じてくれました。

その後再びお姉さんについて歩き出しながら、一瞬でもお姉さんを疑ってしまった自分が恥ずかしいなどと考えているとお姉さんが声をかけてきました。

『はい、着きました。ここを右に行くと頂上に行けます。今の時間なら頂上に登ってから下山して市街地まで出るまでの間、日が暮れてしまうこともないと思いますよー。
あ、あと、これ体力が全快するドリンク(飲み薬)です。途中休憩する時に飲んでくださいねっ。
え!?私がどこから来たかですか?
ウフフ、それは秘密なんですよー笑』

そう言うとお姉さんはあなたの背後から両肩に手を置いてあなたを軽く前のほうへ押してきました。
あなたが押された勢いでほんの数歩前に動くとお姉さんはまた声をかけてきます。

『じゃあ、お気をつけてー。』

そう言ったお姉さんの声を背中で受け、振り返ってみるとお姉さんの姿は既にそこにはありませんでした。

そういえば、お姉さん、やけに耳がとがっていたなと今になって思い返されます。手渡されたドリンクはリュックのドリンクホルダーに入っているのを確認したので幻ではなかったようです。

あなたはさっきまでお姉さんが立っていたところに向かって手を合わせ感謝の言葉を述べてから頂上を目指して歩き出しました。

おしまい。

※フィクションです。

呪文

入力なし

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