妹の恋愛を見守る兄……?
小鈴「なんだろ?」
公園に呼び出された小鈴ちゃん。
そんな小鈴ちゃんを心配したお兄ちゃんの赤髪兄こと赤上小織くんがコッソリ後ろから付いてきていました。
過保護か!
そして公園にはよく知らない男子生徒が一人。
モブ男子「あ、あの……赤上さん!」
小鈴「えっと……何かな?」
なんとなく緊張している小鈴ちゃん。休日にわざわざこんなところに呼び出したのです。きっと告白され……。
小織「何だあの男子生徒は!ま、まさか小鈴に告白する気なのか!?ゆ、許さん!お兄ちゃんは許さないぞ小鈴!」
小織くんがなんかおかしな方向に行っています。
モブ男子「その…………す、好きなんです!」
小鈴(や、やっぱり告白されちゃった!ど、どうしよう!……私この人の事良く知らないんだよなぁ……それに私にはお兄ちゃんが…………あ、この後私が告白を断ると、この人の態度が一変して私に襲いかかってくる!そしてそこで颯爽とお兄ちゃんが現れて、私を助けてくれる。『オレの大事な小鈴に手を出すな!』とか言って!……うん!これがいい!)
小織(や、やっぱり告白しやがった!クッソー!オレよりモブ顔してるくせに!くっ……こうなったら偶然を装って小鈴とアイツの間に入って、そのまま小鈴を連れて帰れば……あ、でも……余計なことして『お兄ちゃんキモイよ!』とか言われないかなぁ………(´;ω;`)ウッ…」
なんか小鈴ちゃんも小織くんも妙な妄想モードに入っています。
しかし、当のモブ男子くんは……。
モブ男子「好きなんです!……赤上さんのお兄さんの事が!」
小鈴「そっかぁ!それじゃしょうがな………………………………………………………………は?」
小織「…………え?」(・・;)
モブ男子「お願いです赤上さん!お兄さんの事紹介してください!絶対、オレ絶対お兄さんの事幸せにしてあげますんで!」
小織(はぁ!?オ、オレーーーーーーーーー!?……どういうこと!?あの男子、中学生にしてゲイの人なの!?)
混乱する小織くん。一方……。
小鈴「………はぁ!?ちょっと何言ってんのアンタ!お兄ちゃんがあんたなんか相手にするわけないでしょ!そもそもお兄ちゃんと私は相思相愛なんだから!お兄ちゃんの恋人は小鈴なの!そもそもアンタ男じゃない!お兄ちゃんは確かに女の子みたいに可愛いところあるけど、実はすごく男らしくてカッコいいんだからね!あんたなんかじゃ釣り合わないの!それにお兄ちゃんと小鈴は将来を誓い合った仲なんだから!将来結婚するの!これはもう決定事項なの!他の人間が入り込む余地なんてないの!だからさっさと諦めたら!どうせモブなんだから!」
どうやら自分よりも兄を紹介してほしいと言われたのが気に入らなかった…………と言うより、兄に好意を寄せる人間全てが気に入らないらしく、あることないことや結構酷いことをサラッと言い放っている小鈴ちゃん。かわいそうにモブ男子くんは涙目になっていた。だが小鈴ちゃんは一切手を緩めない。
小鈴「お兄ちゃんにふさわしいのは私!子の小鈴だけなんだから!わかったらさっさと諦めて家に帰れ!この根暗!お兄ちゃんに近づいたら許さないんだからね!分かった!?分かったら返事くらいしなさいよ!ホント、バカな男子ってこれだから嫌いなんだよね!自分がお兄ちゃんに相応しいとか勘違いしてさ!分際をわきまえてほしいんだけど!」
モブ男子「そ、そこまで言わなくてもいいじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
哀れモブ男子くんはその場から泣いて逃げ出してしまいました。
小鈴「よし!悪は滅びた!」
颯爽と言い放っている小鈴ちゃん。この子、早くどうにかしないとマズイ気がする……。
一方の小織くんは……。
小織(何で!?何で俺なの!?もしかして俺って、男に人気あるの!?こういうつまらないモブ顔って女の子には人気ないのに男には人気あるの!?………どういうことぉぉぉ!?)
完全にパニクッていました。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 70
- Scale 12
- Seed 1538921742
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 70
- Scale 12
- Seed 1538921742
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1