モデルテスト部体験入部
(モデルテスト……どんなのだろ? モデルさん? ファッションショーとかするのかな? それをテスト? モデル審査みたいな感じ……?)
と、頭の中がハテナマークでいっぱいのちちぷいちゃんだ。
それを尻目にししょちゃんが部室のドアをカラカラと開けて、中に声をかける。
「こんにちは、部長さん。体験入部の方をつれてきまし――」
すると、ナニかにものすごく集中している様子のボクっ娘部長さんがさえぎって、
「あー、ちょっとまってくれ。今新しいモデルが出ててな、そっちの検証で大忙し――ん?」
ここでようやくドアの方を見た部長さんは、ちちぷいちゃんにロックオンするなり即接近。ちちぷいちゃんの体の上から下まで舐めるように見まわして言うことには、
「ほうほうほう? 金髪……碧眼(へきがん)……スタイルばつぐん。いい……。いい! オッケー! ボクとしては、体験じゃなくて、今すぐ入部してもらってもいいくらいだよ!」
「え? あの……その……??」
「よぉし、じゃあ実際にモデルテストをしてもらおうか! まずはこれに着替えて!」
ちちぷいちゃんが渡されたのは、きれいなサマードレスだ。
かさりと指にふれたのは、細かなメモの書かれたタグ。
(ゆにこーん? ぷろんぷと? ますたぁぴーす? べあしょるだぁ? むーでぃらいてぃんぐ……? あ。ネガティブってところもある。えぬえすえふだぶりゅー? すぱげってぃすとらっぷ??)
よくわからないながらも着替えるちちぷいちゃん。さて、その感想は――
「あの、これっ! かわいいけど…………お胸がっ!」
「なるほどふむふむ。背景はシンプルに白がよかったんだけどな……。んで、これくらいではポロリしない……と。looking awayは効果が薄い……。ふむふむ。よぉし、じゃあ次はもう少しギリギリをねらってみよう……!」
「ええええ……! たすけて、ししょちゃぁぁぁんっ!」
ところが、ししょちゃんは、
(……にんまり)
として、だんまり。
そしてモデルテスト部のモデルテストはさらに悪い方へと興が乗っていき――
続……きません!
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