小織くんはお昼寝中
赤髪兄こと赤上小織は部屋でぐうたらだらけていた。
暑くて熱中症になりかねないからと祖父から受けている武術の稽古は午後は中止となった。
そして先ほどお昼ごはんを食べたばかりの小織くん。
お腹は満腹、そして外は熱い中、部屋では冷房をきかせているため快適な温度となっている。
そうなれば当然ウトウトしてくるものだ。
「ん~……なんか眠い……」
そんなことを言いながらベッドに寝転がる小織。そしてそのまま眼を閉じた結果……………寝息を立て始めるのにたいして時間はかからなかった。
「すぴ~………むにゃむにゃ………もう食べられないお……」
ベタな寝言を言いながらスヤスヤと気持ちよさそうに寝息を立てている小織。
その時………。
「ねえねえお兄ちゃん、この間借りたマンガの続きどこ………………」
ノックもせずに入ってきた妹の小鈴が最後まで言い切らずに言葉を止めた。
涼しい部屋の中で寝息を立ってている兄を発見。
そのまま小鈴はキョロキョロと左右を確認すると、そーっと音をたてないように部屋のドアを閉めた。もちろん自分は兄の部屋に入ったまま………。そしてしっかりと鍵を閉めておく。
そのまま音をたてないようにしてコッソリ兄のベッドに近づく小鈴。目の前で小織が気持ちよさそうに寝息を立てているのを見て、そのまま顔を近づけていく。そして………。
チュッ……。
慌てて顔を離す小鈴。
寝ている兄を見て愛おしさから思わずキスしてしまった。
(だ、大丈夫……お兄ちゃんは起きてないはず……)
そんな事を考えている小鈴。
しかし小鈴的には本当は、この時実は小織が起きていて、小鈴にキスされたことに動揺し、それ以降小鈴のことを異性として意識してしまう………そんな展開を期待して妄想していた。
しかし実際は………この時小織は全く起きていなかった。メッチャ寝ていたのだ。
そして小織が自分のキスに気付いていもいないことに気が付いた小鈴。あまりに悔しかったので……。
「よいしょっと……」
「ん~……」
コッソリ兄のベッドに上り隣に寝転ぶ小鈴。小織の方は何やら呻いてはいたが起きないし気付きもしない。
「ふんだ、気付かないお兄ちゃんが悪いんだからね~……」
そう言って再び唇同士が触れるか触れないかくらいのキスをした小鈴。そのまま眼を閉じて………。
・
・
・
志織(母)「(ガチャガチャ)……まったく、小織ったら部屋な中から鍵かけたまま寝ちゃったのね」
天馬(父)「はい小織の部屋の鍵」
志織「ありがと」
ガチャガチャ、カチャリ。
志織「ちょっと小織、小鈴、あんたたち何時まで寝てるの?もう夕飯よ」
小織「んえ…………………ん?……わぁ!?な、何で小鈴がここに居んのさ!?」
小鈴「ふえ………あ、お兄ちゃんおはよう」
小織「いや、おはようじゃないだろ…………………」
天馬「どうでも良いけどもう夕飯だぞ?」
小織「あ、うん………」
あきれる両親。そして同じベッドにいた妹に驚き困惑する小織の姿がそこにあった。
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