小説『ちびデスの本懐』【ニャンノ世界】
〈魔法陣〉
【ニャンノ世界】
『ちびデスの本懐』
現世と幽世の狭間に在りて、
或る塔を管理し均衡を保つ存在
無限なる生命は厄災と成るため
命の終わりへの輪廻を司るため
終劇の刻限に魔法陣の向こう側よりやって来る…
「汝の戯曲に拍手を…」
【絵物語】
『ちびデスの本懐』
或る塔には今日、存在し続けられたのは、ちびデスが人知れず、
物語への終わりを告げ知らせていたことに起因する。
此の物語への頁が無限に続くのだとしたら、其はいつしか、虚無へと変わり…無言への空間に苦しみだしたことであるだろう…
すなわち、此はある種の区切り
Ende、Finに該当するものであり、
或る塔の世界および、ニャンノルームズが機能し続けるために紡がれた再生への楽章なのである。
ちびデスは故に今宵も人知れず
無限の苦しみに苦悶する魂を
救うことで世の輪廻を果たしている。
呪文
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