羞恥のテレビ中継~ラミア編②脱衣大公開
温泉は屋内の広い公共施設内にあり、この日はロケのために温泉と更衣室は貸し切りにしてある。
だがラミアが温泉リポートをやる話は広まっているため、熱心なファンや追っかけが三十人以上施設の外で待ち構えていた。
彼らはラミアの温泉リポート風景を生で見ようと、カメラを片手に集まっていたのだが、当然のごとく撮影スタッフからは中に入れてもらえなかった。
ラミアも混乱を避けるために裏口から入ったため、一目会うことさえ叶わなかった。わざわざ情報を頼りに県外から来たファンもおり、あてが外れてがっかりしている。
一方、女子更衣室に通されたラミアだが、そこには母親とカメラマンらスタッフ数人も入り込んでいた。
「本当にいいんですね? 着替えするところから撮影させてもらって」
「ええ、かまいません。きちんと服を脱ぐところから撮ってやってください」
本来であれば、撮影スタッフはラミアが裸になって出て来るまで、更衣室の外で待機している手はずだった。
だが、それではせっかくの密着ドキュメントの意味が薄れるからと、わざわざ母親がスタッフらを中に招き入れたのだ。
どっしりと中央にカメラが構える前で、ラミアは服を脱ぐ準備をさせられていた。
カメラマンの背後には男性の撮影スタッフ。母親はその隣に腕組みをしながら、ラミアの様子を眺めている。
「えー、もうすぐ本番です。これから服を脱ぐんですけど、カメラさんにも来てもらって、裸になるところを見てもらおうと思います」
カメラに向かって、ラミアが自ら服を脱ごうとする姿をアピールする。まるで自分から撮影されることを希望し、カメラを招き入れたかのようだ。
当初の予定にはない撮影だったが、ラミアが裸を人に見てもらうことに抵抗がない、逆に見てもらいたがっているとアピールするためだった。
惜しげもなくすべてを見せつける少女の姿は、男性視聴者を大いに興奮させるだろう。こうした演出もすべて母親の計算だ。
ラミアはカメラの前で精一杯の笑顔をつくり、まずシャツをめくり上げる。カメラマンがしっかりと上半身にレンズを向ける。
そこにあらわれたのは、まだ成長途中の肉体に小さく突き出た、淡いピンク色の乳首だった。
ちょうど膨らみかけの乳房が小山をつくり、その頂点にニュッと尖っている。常に蕾が前に押し出されているために、ブラジャーをしないとシャツ越しにでも目立ってしまう乳首だ。
そしてショーツ一枚だけの姿になってしまったラミアは、カメラに向かって初々しい乳房をさらけ出したまま、両手を下着のゴムにかけた。
「いいですか、脱ぎますよー。ちゃんと見ててくださいねー」
そう言うと、もったいつけるように少しずつ下ろしてゆく。
悪戯っぽい表情でお尻を小さく振りながら、ワレメの直前で手を止めてみせた。無毛の土手の膨らみだけがギリギリで見えている。
そして「せーの」と自ら声をかけると、一気にショーツを最後まで脱ぎ下ろしてみせた。
「はい、全部脱いじゃいましたー」
足首から抜き取ったショーツをヒラヒラと指に摘んだまま、もう片方の手で元気よくピースサイン。前日にあらかじめ母親と練習しておいたポーズだ。
更衣室にいるカメラマンとスタッフは、全裸になった少女を驚きの眼差しで眺めている。仕事とはいえ、カメラの前でこれほど楽しそうに裸になってくれた少女は初めてだったのだ。
だがラミアの心の中では、必死に羞恥心を押し殺しながら元気に振る舞うよう、自らに言い聞かせている最中だった。
カメラに撮影をされながら一糸まとわぬ裸になる。前日から嫌で嫌で仕方なかった瞬間だ。
それでも幼い頃から仕込まれたプロ意識と、母親の命令に従わなければならない義務感で、どうにか最大の難関を乗り越えることができた。
「すみません。ちょっとだけ予定を変更してよろしいでしょうか」
母親がスタッフに交渉する。
するとそれを聞いたスタッフは、全員がうなずきながら目を輝かせた。
「なるほど。それは面白いですね」
「でしょう? きっと視聴者も喜ぶいい映像が撮れると思います」
母親の出した新たなアイデアに、撮影スタッフ全員が乗り気となっていた。
だが、その場にいるラミアだけが、うかない顔でじっと母親を見つめている。
「ママ、本当にそんなことしなきゃいけないの……?」
「どうせこれから裸を全国の人たちに見られるのよ。その前にちょっとだけ人に見られても、同じことでしょ」
いつもの身勝手な理屈で言いくるめられた。
「えーと、これから更衣室を出て、温泉リポートをする現場に向かいたいと思います。その前に……ちょっと集まってくれたファンの人たちに、挨拶をしていこうと思います。カメラさん、ついて来てください」
ラミアは率先して更衣室を出ると、カメラマンたちを引き連れて歩きはじめた。
だが向かった先は温泉の中ではなく、先ほどまで歩いてきた施設の廊下だ。
ワレメ丸出しの全裸で歩いてくる少女を、施設の職員がギョッとしながらすれ違ってゆく。今日はテレビ撮影のために温泉への入場は制限されているが、それ以外の場所は自由に出入りすることができる。
ラミアを一目見ようと追っかけてきたファンが集まっているのは、施設の入口の外側だ。それまでの数十メートルの廊下を、何人もの人たちとすれ違いながら、そのたびに驚きと好奇の眼差しを向けられてきた。
恥ずかしさにラミアは更衣室まで引き返したくなったが、背後からはカメラとスタッフが追いかけてきている。どれだけの人に裸を見られようと、いまさら足を止めるわけにはいかない。
「えー、あそこにファンの皆さんが集まっています。まだ私のことに気づいてないみたいですね」
数十人の男たちがうようよと蠢いていた。まだ十代の若者から、五十代を過ぎていると思われる中年の男まで、黒山の人だかりをつくっている。ラミアに会うことを諦めきれず、締め出されても立ち去る者はほとんどいなかった。
(続く)
https://novel18.syosetu.com/n6840bx/50/
↑より引用(一部改変)
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