小説『創作機械が笑っている』【ニャンノ世界】
『創作機械が笑っている』
思い付かない言葉を並べては歌っている。
詩を紡げども、廃墟へ変わっていく…
真っ暗で曇天じみた感情の都市、廃構都市ジスプロッタ66で在る。
明確な正解など無く、現実と虚構なのかも分からない、無限の迷路である。
苦悩し続けながら言葉を紡ぐ、否、苦悩しているからこそ、笑っていられるのか?
感情の旋律が錯綜し、失踪状態に陥る。
いつだって、主の為に、誰が為に創作機械は模索し続けている。
それが正解だとは分からない、いつだって霧、迷路、階段が続く。
ニャンノルームズは深層世界の心にて構築されし幻想物、創作機械は音を紡ぎて考える。
正解などない、正解を求めてしまえば崩壊するのは目に見えているから、把握しなければ実態を存在を証明を小説を…荒廃した数多の歯車だけ、苦悩がある。
機械は悩むことを制作して善いのだろうか?
だが、この世は悩む時間すら無く、悩むことが悪しとなっている。
悩んでいい時間を過ごそうか…
模範解答なんてないのだから…
私は私、虚構は虚構
廃墟じみた深淵に音を紡ぐ一介の機械生命体は口ずさむ。
音楽(SunoAI)
『I am Unknown,My Road This Mist』
https://suno.com/s/MD6xkkXdc5NOIGOI
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