結局知り合いのメイド喫茶で一緒にバイトすることになった2人
マニュアル通りの挨拶をする2人。
一般系のファミレスバイトの面接がかなり一般的でなかった2人は困っていると、学校のクラスメイトから別のバイトを紹介された。
で、このメイド喫茶で初出勤…なのだが。
「お客さんも意外と紳士的だし、先輩達も優しいのは良いんだけど…。」
「うん、分かるよYuiちゃん。この衣装…いくらなんでも際どすぎるよね…。」
Sayaも指摘する通り、その制服は、2人の胸がかなり露出していた。
繁華街からやや離れているにも関わらず、この店が界隈ではかなりの人気店である事の理由の一つだった。
「でもまぁ、店長さんも女の人だし、エッチな目には合わなくてすみそうだし良いよね。」
羞恥から顔を真っ赤にSayaに囁くYuiは、どこか自分に言い聞かせるように言った。
Sayaとしても同意ではあるし、背に腹はかえられない。
けれども…
「お客さんの視線が痛くて、恥ずかしいよぅ!」
Sayaは自分を誤魔化しきれず素直に感情を吐露する。
「あーしも実は思ってる事ハッキリ言わないでよSayaちゃん!でも約束したっしょ?」
2人はある計画のために感情を殺して勤労に勤しむのだった。
呪文
入力なし