蒼氷の支配者
神代には“時の神鳥”と讃えられ、
戦乱の時代には“氷翼の魔王”と恐れられた。
ある時代では“蒼晶の王”、またある時代では“終末を呼ぶ悪魔”。
名が変わるのは、人の認識が追いつかないから。
その翼が羽ばたく時、世界の理が歪むからだ。
出現と同時に、周囲の時は凍りつく。
雪も風も、敵も、空すらも──
まるで一枚の絵画のように静止し、沈黙し、息を止める。
それはただの氷ではない。「時」の凍結だ。
この世界で最も恐ろしいのは、止まった時の中で、
唯一“動いている”ということ。
蒼き閃光を纏い、次の瞬間に世界の因果を書き換える。
それを目撃した者は誰もおらず、
人々はただ「その場が凍りついていた」と語るのみ。
──そしてまた、誰かがその存在に名を与える。
けれどその名は、いずれ忘れられ、
新たな時代の伝承となって、静かに継がれていく。
それこそが、“凍時の主”の本質。
名を持たぬまま、時の外を生き続ける、孤高の幻獣。
呪文
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 646674525
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 646674525
- Sampler Euler a
- Strength 0
- Noise 1