蒼光戦記 ―ニューロブルーの空域制圧―
ナレーション(重厚な女声)
──人類は都市を、都市は管理AIに未来を託した。
そしてその知性体の名は、ニューロブルー。
魂なき神経の網が、空を、秩序を、制御する時代。
(都市上空を飛び交う青く光る戦闘ドローン群)
ナレーション(続き)
だが、秩序の外に存在するもう一つの原理。
異界ゲートが穿たれし東端の空間から──
魔王軍が、ついに侵攻を開始した。
(空が裂け、炎と瘴気をまとう“魔族の軍団”が空中に現れる)
◇シーン1:都市AI中枢“ブルーコア”覚醒
(都市中枢ホール、青い球体状のAIコアが脈動する)
オペレーター(青年の声)
「空間異常を確認。第七防空圏にて“非物理的存在”多数検出!」
ニューロブルー(冷静な女性の声)
「確認した。未知干渉波と魔術的侵食。──戦略制御レベル、最大へ移行」
(周囲のドローン格納庫が開き、機体が青い神経波で起動)
ニューロブルー
「量子波制御型殲滅群“シナプス・ワスプ”展開開始。──都市空域、死守対象」
(上空に飛び立つ数百機の戦闘型ドローン)
◇シーン2:空中戦開始
(背景:夜明け前の都市上空。青い稲光が走り、魔物とドローンの大軍勢が衝突)
ナレーション(緊迫した声)
空に張り巡らされた青き知性と、異界の焰を身に宿す者たちがぶつかる。
人智を越えた戦争は、いま──
魔王軍将(不気味な低音)
「この世界の“秩序”ごと、噛み砕いてやる。AI如きに支配されてなるものか……!」
呪文
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