小説『THE・HALO』【ニャンノ世界】
『THE・HALO』
彼女はTHE・HALOこと
ヘレナ・ポワロン
ヤマト国でモデルの仕事を
やっていたが、契約満了と
自分の内なる好奇心が、
世界への躍動を呼び起こさせ
現在はフリーダムホークにて
妹のTHE・BOLTと一緒に
ニャーヨークの街角で、
ドーナッツ屋さん
〈ゾネントルテ〉を経営している。
モデルの仕事も好きだったが、
誰かの笑顔に役立てるなら、
自ら作ったもので、
冒険してみたいと
一方でTHE・BOLTは控えめで、
姉の夢に加え、自身の夢というものは…まだまだ形を成してはいなかったが、手伝いをすることで、何か見つかるかもとオルレア・ポワロンは夢を探す旅人だ、ちなみにアルカナは月
「オルレア、不安に感じてる?」
「うん、私は姉さんのように、輝けないし、何にもない新しいところだと逆に不安になってくるんだ」
「よし、それじゃあ、一休みしよう」
「えっ!?一休みだなんて、そんな」
オルレアは慌てる。
「悩んだって、どうしようもないし、むしろ、無理して前に進んだって沈むだけだからね」
「じゃっじゃあ、ごめんなさい」
「謝らなくていいよ、私もHALOが終了しちゃうって聞いて、慌ててるんだから」
「そうなの?」
ひとまず、お店を休んで
ドーナッツを食べる。
ヘレナの淹れるコーヒーとドーナッツは忖度抜きにして世界一ではないにせよ、安心感と元気な気持ちになってくる。
「美味しいし、姉さんには叶わないなぁ~」
「ありがと♪」
ニコッと微笑む太陽のような笑顔を見て、元気になってくる。
「で、悩みってのは何?」
「悩みを言葉にしようにも、それが見つからないから悩みかな」
「もしかして、夢…かな?」
頷く妹の顔を見る
それは、ヘレナにも通ずるものがあって、だからこそ、分かるものだと…頷いた。
「そういえばね、HALO事務所、終わるってさ」
「HALO終わるの知ってる」
「一年近く頑張ったっけな~、あっという間だな~」
「一年ってさ365日で、其をどんどん、分けていくと、短く感じてくるよね、秒数にすると、砂時計」
妹の眼鏡が真っ白になる…
核心をつく言葉に
「そう、25年後とか50年後とか、長いようであっという間なんだから、黎都路時代と黎環時代を生きてたら、タイムスリップしてる気分かもよ」
「確かに、今じゃ、二脚の機動兵器とか多脚戦車とか、考えられなかったかもしれないよねフンス」
「もしかして、オルレア、SF好きなの?」
「うん、大好き、極東のプラモデルとかフリーダムホークじゃ手に入りずらいから、行ってみたいけど、破狼憂因(ハロウィン)の時期だから大変だよね」
と、何気ない会話を交わすうちに
姉妹の中にあった悩みってものの
重さはすっと軽くなっていき…
「姉ちゃんと話してると、頑張ろうって思ってきた」
「それはよかった、」
もちろん、仲良し姉妹なわけでもなく喧嘩することもあるし、口を利かないこともあった。
けれど、そんな2人を繋いだのは父が休日に作るドーナッツだった。
思えば、お菓子作りへの道は
そこからなのやもしれない。
父もまた、祖父からお菓子の魅力を教わり、其が積み重なって今がある。
「さて、HALOが終わっても、ゾネントルテがあるからね」
「私たちの日常はこれからも♪ってことだね」
「そう、小説的な其だよ、好きだねオルレア」
「姉ちゃんこそ」
笑顔の時もあれば、
怒る時もある、
涙を流す時あれば、
楽しさにルンルンな時もある
今日も世界は太陽と月で巡りめくる。
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