環境適応型高機動パワードスーツ JJM-PX01《JASMINE》
JJM-PX01《JASMINE》
JJM-PX01《JASMINE》は、
将来的な量産と複数搭乗者運用を目標として開発された
環境適応型高機動パワードスーツの最初の試作機である。
――少なくとも、計画書の上では。
現状、この機体を問題なく運用できる搭乗者は
ジャミン・グー子ただ一人に限られている。
本機は、戦場環境・電磁ノイズ・重力変化・都市構造といった外部条件に即応し、
搭乗者の反応速度や判断傾向に合わせて挙動を変化させる
高度な適応制御システムを特徴とする。
この「適応」は本来、
誰が乗っても一定以上の性能を引き出せること
を目的として設計された。
だがプロトタイプ段階において、
システムは想定以上に搭乗者へ最適化されていった。
それが、ジャミン・グー子だった。
彼女の反射神経、行動選択、無意識の癖、
さらには「面白そう」「嫌」「可愛い」といった主観的判断までもが、
機体側の学習ログに蓄積されていく。
現在の《JASMINE》は、
彼女以外が搭乗した場合、
応答遅延・過剰補正・挙動不安定を引き起こす。
開発陣はこれを「失敗」とは見なしていない。
「極端な成功例が先に出ただけだ」
というのが、公式見解である。
装甲外装に施された数々の装飾――
ピンクの塗装、星形マーク、ステッカー類――については、
開発仕様には含まれていない。
これらは搭乗者本人による私的改変であり、
本来であれば即時是正の対象であった。
しかし実運用データにおいて、
これらの視覚的ノイズが敵無人兵器の識別・優先度判定に影響を与えていることが判明し、
現在は「経過観察」とされている。
本機の主な任務は、
敵対勢力が運用するドローン兵器・自律型無人兵器の無力化。
破壊ではなく、
通信・判断・協調行動の崩壊を狙う。
背部および肩部に展開される電磁干渉ユニットは、
敵無人兵器の制御系を攪乱し、
数秒以内に行動不能状態へ追い込む。
その間、仲間たちは前に出る。
戦場で、
ガムを噛み、
音楽を流し、
軽い調子で動くその姿は、
兵器としては不適切に見える。
だが結果だけを見れば、
無人兵器群は確実に沈黙している。
現在も開発は継続中だ。
最終目標は、
ジャミン・グー子でなくとも運用可能な《JASMINE》を完成させること。
だが関係者の多くは、
それが果たして「完成」なのかどうか、
まだ判断できずにいる。
なぜならこの機体は、
すでに一人の搭乗者と
あまりにも強く噛み合ってしまったからだ。
(written by ChatGPT)
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