小説『不思議な手』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『不思議な手』
スタジオナバナで、歴史物の映画を撮っている倉里結望(くらさとゆいの)は、時折、怪異に遭遇することがある。
というのも、絶対に…100%である。嘘ではないし、虚構であるならば、第一、創作などできぬのだから…、テガハエテクサが現れるのは、決まって、夜、撮影終わりごろに、それは出没する。
誰かの手というわけではないし
誰のものでもない
意味がわからない
なぜ、手が生えるのだろうか
その現象に対して
深い意味はないし、
深い意味を求めたところで
謎は深まるだけなのだから…
そもそも、倉里は
映画を撮っているのであり、
テガハエテクサが持ってくれるのはありがたかった。
幽世と現世の境界線の都市
境都はそういう場所なのだと理解してるからこそ、慣れれば天国、
要は、怪異は怖いものと認識するからこそ、大変なのだと
倉里結望(くらさとゆいの)は
テガハエテクサを気にせずに
映画を創作するのであった。
呪文
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