小説『編纂と探求』【ニャンノ世界】
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【絵物語】
『編纂と探求』
此は女王蟻と成った
芯寓字ミキノの気紛れであり
料理でいえば
気紛れである。
気紛れによって
紡がれし探求とは
老いてしまえば
虚構のうちに沈むのみであり
蟻たちが仲間、
芯解になったのならば…
更に小さな世界との
交易が可能になるんじゃないか
と考えつつ…
未知なる領域への興味を抱かせた。
一片たりとも
欠けてしまえば
命の終わり
首が無くなれば
何かが無くなってしまえば
心にあるのは虚構のみ
優れたものすらも
どんなに美しいものも
一片失ってしまえば、
日常の中にあった
当たり前が
いつの間にか
灰色に染まっていく
失うからこその
悲しみや苦しみが
芯寓字ミキノには
分かるからこそ、
脳裏に浮かぶ
終末的な絶望にすらも
抗いうる強さがあった。
兄のデジタルがやって来た
狂気医院の医師として
また、戦闘員研究の活用として
蟻の要素に注目したのだろうか
全く、困ったものである。
デジタルは妹のミキノに比べて
クレイジーでぶっとんでおり
サイコな発明品を戦闘員という
のに込めて実用化させる。
理想のお姉ちゃんに登場する
りそねえは、彼が改造した存在であり、ミキノは、そんなデジタルに対して、少し眉をひそめる。
「あんたさ、倫理観ねぇよ」
「何をいってる倫理は足枷だろうが…倫理とっぱらってこそのもんだろう」
自覚的な狂気よりも無自覚な狂気ほど怖いものはない…
其を認識しつつ、
ミキノは兄のデジタルを反面教師に己のクレイジーな部分と向き合い思考し続けるのであった。
呪文
入力なし