マジカルバニー大ピンチ!
「痛っ! な、なにをするんですか!? 離してください!」
敵幹部「白々しい演技はそこまでだ。お前がマジカルバニーだな?」
「…マジカルバニー? 私はただのカジノ従業員で、バニー服を着ているだけです!」
敵幹部「そうか。では身体検査をしても問題ないな?」
「身体検査って?…きゃぁ!」
敵幹部「この水には特殊なナノマシンが含まれていてな。マジカルバニーの変身エネルギーを吸収する性質を持つ」
敵幹部「ナノマシンが反応すれば、あっという間に変身は解けて正体が晒されるだろう」
「な、なんですって!?」
敵幹部「なに、検査は数分ですむ。お前がマジカルバニーでないのなら、そのままじっとしてくれないかな?」
「……くっ!!」
~5分後~
(あぁッ…バニースーツが!? そんな、どうやってこんな技術をー)
敵幹部「この反応、やはりお前がマジカルバニーだったか」
(はぁ…はぁ…な、なぜ…? 変装は完璧なはずだったのに)
敵幹部「さぁ、盗んだ顧客データを渡してもらおう。そうすればナノマシンの中和剤を打ってやる」
「…フッ…フッ…!」
敵幹部「だんまりか。いいぞ? ナノマシン浸食による激痛に耐えられるのならな!」
「…ッ!? きゃぁあああ!」
(な、なに!? 全身が痺れて、力が抜けてく…)
敵幹部「ほら、悶えてばかりいないで質問に答えてほしいな」
「あ…! ぐっ! で、データなんて知らない!」
(だ、ダメ…も、もう変身が…)
敵幹部「おやおや、ついに変身が解けてしまったか」
敵幹部「さぁ、これが最後の警告だ。盗んだ顧客データを渡すんだ!」
「う……あ…」
(な、仲間に…信号を送らないと…)
呪文
入力なし