両生類寄生粘菌
背部から側頭部にかけて、未知の寄生菌が集中的に増殖している。
宿主は生存しているが、姿勢保持と随意運動に明らかな異常が見られる
このカエルは、外傷や捕食痕が一切見られないにもかかわらず、不自然にのけぞった姿勢を取り、口を開けたまま断続的な痙攣を示していた。
四肢の関節角度は通常の運動範囲を逸脱し、筋肉の収縮が意図と一致していないように見える。
背部には半透明で湿潤な寄生菌塊が形成されており、そこから細い菌糸状構造が皮膚下へと伸びている。
特に注目すべきは、寄生が筋肉や内臓ではなく、感覚器官と神経の集中領域に偏っている点である。
観察中、この個体は外部刺激に反応する様子を見せたが、反射は遅延し、運動の方向はしばしば逆転していた。
研究チームは、これは単なる神経損傷ではなく、信号経路そのものが改変されている可能性を示す兆候だと考えている。
寄生菌は宿主を急激に衰弱させない。
むしろ、生命活動を維持したまま長期的に共存するように見える。
この性質は、既知の両生類寄生菌とは明確に異なっている。
• 宿主:カエル(両生類)
• 寄生体:未知の両生類特異的寄生菌
• 主症状:異常姿勢、痙攣、運動制御の破綻
• 致死性:低い(少なくとも初期段階では非致死)
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。