★紫式部日記❸
あぁ、最近自虐ネタばかりで目の下とか眉間とかに悩みシワ出てきたわ。
んでもって、
今日は久しぶりに女子会だったの。
って言っても、こっちは宮中だから、参加者全員“和歌でマウント取る系女子”。
静かにお茶でも…と思ってたのに、案の定。
まず和泉式部。
「この前、元カレ(※某殿上人)から歌が届いてさ〜」
…始まったよ恋バナ。
しかも恋人の数が普通に二桁っぽい。
『恋多き女』が過ぎるのよ。
赤染衛門は横でにこにこしながら、
「まぁ、でも恋の歌って書くの楽しいですよねぇ」って。
あの人、たぶん“天然モテ女子”。
悪気ゼロだから逆に無敵。
小馬内侍はひたすらスイーツ(※干菓子)食べながら、
「でもさ〜道長さまって、結局どの女房がいちばん好きなんだろ?」とか爆弾発言。
ちょ、声のボリューム!!
そして私は、端っこでひたすら笑顔キープ。
「うんうん、そうですね〜(早く終わらないかな…)」
って思ってたら、和泉式部が急にこっちを見て、
「紫式部さんって恋の歌、あんまり詠まないですよね〜」
…あのね、それはこっちがモテないからじゃなくて、
“落ち着いてる”ってことなの。たぶん。たぶん!
帰り道、ひとりで思った。
女子会って、たぶん1,000年たっても戦場www。
※史実とは少し違います。
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