光臨、機械仕掛けの神
一部の人々は、ソレこそが神の繭より羽化したモノに違いないと恐れ、崇め、祈った。
だが違う。
ソレはこの世で最も不条理で気まぐれで加虐嗜好で茶目っ気があり悪戯好きな神、
天之御中在是炉利偉太否触接乎説荒御霊之主大神がシンカロン・フォウマルハウトに力を貸した姿だった。
そういう意味では、ソレもまた神なのかも知れない。
あまりの巨大さ、超重量は表面に重力を発生させるほどで、存在しているだけでニューナゴヤの地下深く
南海トラフに負荷をかけ地震を発生させる。
「すっごい地震だけどそっちは大丈夫!?」
「ええ、問題ありません。余裕です」
「強がりはイイから、危なくなったらこっちに退避するのよ」
「はい、まあその前に淡路島でも投げつけてやります」
レストからの通信に、そう答えるフォウマルハウト。レストは冗談が言えるならだ丈夫ねと思ったが
それが冗談になって居ないことなど知る由も無かった。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
幽世の神域で北狛狐の背を椅子代わりに腰掛けて炉利大神が大笑いしている。
神の繭などと巫山戯た名で呼ばれる出来損ないなんて、ぷちっとやっちゃえと大喜び。
そう、これこそが機械仕掛けの神。
deus ex machina
それは不条理の化身。
物語の終盤。今までの経緯も伏線も物語もまるで意に介さず現れすべてをひっくり返し劇を終わらせる舞台装置。
人工物であり計算され作られた条理の存在のシンカロンが不条理を体現し、機械が機械仕掛けの神となる。
こんな粋で酔狂で洒落が効いて馬鹿莫迦しく愉しい事が他にあるだろうかと笑い転げる。
「さて…行政(アマテラス)に愚痴口言われる前に終わらせよっか…天逆鉾(アマサアホコ)よ、大地を穿て…」
【作記】
超ウルトラスーパーグレートハイパービッグマグナムギャラクティカウルトラギガシュペールテラ巨大ロボと化したフォウです。
存在しているだけで光が屈折する、地球がピンチ。
seafood noodle 様の神の繭チャレンジでどこまでおかしい画像が作れるかクトゥルーとか作ってて戻ってきたのが『単純にデカい』でした。
ちなみに後ろに見えている機械化惑星メーテルみたいなのはフォウの巨大ブースターです。
面白かったけど、もうPuiが尽きかけてるよ……
seafood noodle 様の作品↓
https://www.chichi-pui.com/posts/9270d2de-dd4c-4f1b-a708-c19f62482a5e/
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
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- Steps 70
- Scale 7
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- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0
- Noise 1
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