【夢エリ】ムーンペタルさん怪魚を釣る?
山の風が草を揺らし、どこまでも青い空が広がっている。
ケンタウロスの「スカイリバー族」のシャーマンの少女――ムーンペタルは、
軽やかに川の中へと蹄を踏み入れた。
小鳥のさえずりと、水のせせらぎ。
それはまるで大地全体が息づいているようだった。
「今日は、風も水もいい感じです。きっと釣れますね…!」
彼女は笑みを浮かべ、竿を振った。
水滴が陽の光にきらめき、虹のように散った。
しばらくすると、川底のほうから“重い感触”が伝わってくる。
それは魚とは違う、鈍く沈むような抵抗だった。
「む、むーんッ!……あれ? 岩でも引っかてしまいましたか?」
竿を持ち直し、ぐいと力をこめる。
糸がピンと張り、水面がぐらりと揺れた。
――次の瞬間。
川の中央で泡がはじけ、
泥と一緒に何かが浮かび上がった。
太陽の光を反射する、ぼろぼろの鉄の鎧。
胸の部分はひび割れ、ところどころ錆びている。
そして――その中から、
魚のような頭が、ゆっくりとこちらを向いた。
「う、うそ……人? ……違う……魚……?」
ムーンペタルは思わず竿を手放し、
蹄で水を蹴って近づいた。
冷たい水飛沫が陽光の中で光る。
鎧は重く、しかし確かに――息をしていた。
泡が一つ、また一つ、口の端からこぼれる。
「……あ、あの、大丈夫ですか?き、聞こえますか…!?」
ムーンペタルがそっと顔を覗き込むと、
魚の瞼がピクリと動き、かすかに目が開く。
濁った瞳の奥に、淡い光が灯る。
「……ア……グ……」
か細く、かすれた声が漏れた。
ムーンペタルの耳がぴくりと揺れる。
彼女は迷わず腕を伸ばし、鎧の肩を抱え上げた。
「動かないで!…すぐに手当てしてあげないと…ッ!!」
太陽の光が鎧の裂け目を照らし、
そこから漏れる光が、水の上で淡く揺れた。
やがて川風が吹き抜ける。
草原がさざめき、遠くで鳥の群れが飛び立った。
ムーンペタルは息を整えながら、
まだ見ぬ運命を知らぬまま、その“重い命”を支え続けた。
――昼の光の下で、
ふたりの出会いは、静かに始まった。
という一幕ということで...(いわしまんさんのパクリスペクト)
いわしまんさんの【夢エリ】スピンオフドラマ『ハルネールと夢の平原』が始動した様です!!✨
それに伴い、ムーンペタルさんの投稿や投稿されたいわしまんさんのコメントでちょくちょく登場していたお話を、
僭越ながら作らせていただきました😆
あ、この先のストーリーとかは私は全然考えていませんwww
※3枚目だけchatGPTで生成しました🐟
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 1735321936
- Sampler DPM++ 2M
- Strength
- Noise
- Steps 30
- Scale 7
- Seed 1735321936
- Sampler DPM++ 2M