最悪のプリンセスと見せつけの儀
ロゼッタ姫は、深い霧に包まれた「誓いの宮殿」に立っていた。彼女の顔には、この退屈な儀式への苛立ちと、集まった男性たちへの侮蔑が浮かんでいる。彼らの視線が儀式の厳粛さではなく、彼女の肉体に向けられていることを知っていた。その卑しい欲望こそが、彼女が彼らを支配するための最大の道具だった。
最長老の宣言の後、ロゼッタは祭壇の中央に進み出た。彼女の纏う「純潔のヴェール」の下には、ペールグレーのシルクサテンの『真実のインナー』が着用されている。彼女は、この儀式を国民に対する究極の「服従テスト」に変えることを決めていた。
II. 長すぎる跪坐と侮蔑
ロゼッタは、儀式の中核である「跪坐(きざ)」の体勢に入った。ゆっくりと深くしゃがみ込む動作は、彼女の意図的な演技によって、極めて挑発的になった。
彼女は、しゃがみ込んだ後、すぐに立ち上がらなかった。儀式の古文書の曖昧な記述を利用し、その体勢を長時間維持した。
彼女が深くしゃがみ込んだ体勢により、純白のヴェールの裾は床に広がり、その内側から、光沢のあるペールグレーのシルクサテンの『真実のインナー』が、一分以上にわたり、広間に集まった男性たちの目の前に晒され続けた。彼らの瞳は、欲望と儀式の厳粛さの間で激しく動揺している。
ロゼッタは微動だにせず、静かに口を開いた。
「いいですか、目を逸らしてはいけないわ。あなたたちが今見ているのは、手の届かない、国の純粋な品格よ。」
彼女の視線は、動揺しきった男性評議員たちに向けられた。
「あなたたちの心にある、獣のような卑しい炎を、この光景で燃やし尽くしなさい。その炎を、この場を離れても鎮まらないのなら、他所で、誰にも見られずに、静かに処理なさい。」
彼女は冷酷に言い放つ。
「あなたたちの満たされない欲望など、私の知ったことではないわ。この神聖な光景を汚した罪滅ぼしとして、あなたの身勝手な熱を、あなたの責任で鎮める義務があるわよ。」
III. 視線の支配の完了
ロゼッタは、男性たちの精神的な限界に達したと感じた瞬間、ゆっくりと、しかし優雅に立ち上がった。
「これで、あなたたちの中に、この国の真の支配者の姿が焼き付いたでしょう。この後、あなたたちは永遠に、私に仕えることしか考えられなくなるわ。」
彼女は、傲慢な笑みを浮かべ、男性たちの群れを冷たい視線で一瞥した。
「さあ、この無様な儀式は終わりよ。あなたたちは、私が与えた『お土産』を抱えて、自分の格下の生活に戻りなさい。ただし、この記憶は、あなたたちに永遠の屈辱を与えるためのものよ。」
ロゼッタは、王宮へと続く扉に向かって、国民を見下す冷たいオーラを放ちながら歩き去った。男性たちは、満たされない欲望と、圧倒的な支配者の言葉に打ちのめされ、ただただ平伏するしかなかった。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。