【夢喰の爪痕、感覚の檻にて――舞踏の女神タリサ=ラヴィア】
甘く、しかしどこか嘲るようなリズム。
夢を踏み荒らす足音のようでもあり、感覚を侵す毒のようでもあった。
タリサは一歩、砂を踏みしめる。
その声音は静かで、しかし神の傲慢を隠さない。
「案ずるな、わらわの舞は常に全力。
命を刻む一歩を踏めぬなら、神など捨てた方がよかろう?」
その瞬間、宵闇が揺らいだ。
猫のようにしなやかな影が、光を呑むように姿を現す。
漆黒の毛並み。無数の尾。鋭い爪。
だが何より異様なのは、その瞳だった。
艶めく螺旋が揺蕩い、官能と狂気が同居する。
「やあ……悦楽の神よ。
わたしは、きみに“もっと愉しい夢”を見せたくてね」
囁きは空気を通らず、耳の奥に直接触れた。
タリサは眉をひとつ動かす。
「──『眠りの狩人』よ。嗅ぎつけてきおったか……イン=ノワール」
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●カンテラがでかすぎますが、人間サイズということでご寛恕ください(^^;
タリサ=ラヴィアの設定はこちら→https://www.chichi-pui.com/posts/70392535-1ab2-4446-9d23-ee8a706417f9/
呪文
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