黄金の輝きと卑しい強欲
ラーニア姫は、希少な財宝が並ぶ「秘蔵の間」に立っていた。彼女が臨むのは、王国の財宝鑑定士や商人たちに、姫の持つ「絶対的な価値」を査定させる「宝物の査閲儀」だ。彼女のドレスは、夜の砂漠の空を映す濃いターコイズブルーのサテン。その豪奢な衣装は、彼女の莫大な権力と、臣下を見下す傲慢さを強調していた。
集まったのは、鑑定士、貴金属商人、そして若い蔵人など、富を扱う男性臣下たちだ。彼らの視線が、秘宝の価値ではなく、ターコイズブルーのドレスに包まれた彼女の肉体と、中東の秘宝たる姫への倒錯した欲望で汚れているのを、ラーニアは見抜いていた。
(目の前の真の秘宝の価値も分からず、ただ卑しい欲望を覗かせる男たちめ。その下劣な熱を、私が査定し、無価値と断じてやるわ。)
儀式の作法として、姫は「最高の秘宝の証」として、宝石のような輝きを放つインナーを着用する義務があった。彼女の体には、ゴールドのレース刺繍が施されたシアーな生地のインナーが着用されている。これは、隠されていても輝きを失わない「真の価値」を象徴するとされていた。
II. 秘宝の査定とガニ股の展示
主席鑑定士が「最も価値ある秘宝たる姫よ、我らにその輝きを余すことなく示されよ」と告げた。
ラーニアは、冷たい美貌のまま査定台の前へ進んだ。彼女は、この儀式を臣下たちの**「欲望という名の査定崩壊」**に変えることを決めた。
彼女は、査定台の前に立つと、極めて挑発的に両脚を大きく開き、「ガニ股」の体勢をとり、深く腰を落とした。濃いターコイズブルーのサテンドレスは、その衝撃的な動作によって裾が重々しく持ち上がり、股下からゴールドのレース刺繍が施されたシアーなインナーが、全ての男性臣下の視界に、有無を言わさず晒された。
男性たちの間には、秘宝への執着とは異なる、抑えきれない原始的な熱狂が広がる。彼らは、目の前の姫のインナーと、鑑定という職務の規律の間で引き裂かれていた。
ラーニアは、その屈辱的な体勢のまま、彼らの欲望を嘲笑う言葉を投げかけた。
「よく見なさい。これが、あなたたちが持てる全ての富を投げ出しても決して手に入れられない、私の絶対的な価値と、その究極の秘密よ。あなたたちの心にある、獣のような妄想で、この黄金の輝きを穢すことは許されない。」
彼女は、熱に浮かされた若い蔵人の瞳を見据えた。
「あなたたちの卑しい視線が、このレースの輝きに向けられている限り、あなたたちは私の奴隷よ。そして、その欲望の炎が、査定の職務を凌駕するのなら、誰もいない宝物庫の影で、その汚れた熱を鎮めなさい。」
そして、彼女はさらに続けた。
「あなたたちの下品な強欲は、この王国の富とは無関係の、あなた自身の病よ。その病は、あなた自身の力で根絶する義務があるわ。さもなくば、その汚れた欲望で、この聖なる秘蔵の間を汚した罪は重いわよ。」
III. 視線の支配の完了
ラーニアは、男性たちの精神的な敗北を確認すると、ゆっくりと、しかし完璧な支配者としての動作で立ち上がった。
「あなたたちの富と才能は、この私への服従によってのみ、その価値を保つ。私以外のものに、あなたたちの熱を向けることは許されない。」
彼女は、男性たちを一瞥し、秘蔵の間を後にした。残された臣下たちは、ゴールドのレースの残像と、冷酷な姫の命令に打ちのめされ、ただただ平伏し、己の欲望を呪うしかなかった。
呪文
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