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マッドサイエンティストは叫ぶ その5「化学部部長の異能考察・3限目」

使用したAI NovelAI
「伝説の武器や宝物、古代の魔術……神や龍といった“ヒトの上位存在”を討滅したという逸話には、主人公が何かしらの異能を持っていた、与えられたという共通点がある様だね。悪神退治のカギは各国の人々が使う異能力かもしれない」

情報端末に表示されるデータに目を通しながら、化学部部長が言う。

「異能力ということは、フェンテスは仲間外れですか?」
「ーー様々な道具を生み出し、自然を切り開き、宇宙の謎を解き明かし、遂には命の摂理に踏み出した科学はもはや立派な異能だよ助手くん?」
「…“発達した科学は魔法と区別がつかない”?」

助手くんの答えに満足気に頷く部長。

「異能、魔法、妖術、科学。これらがひとつの世界に集まったのは偶然か、はたまた必然か…」
「それはいいんですが部長。アレ…どうするんです?」

助手くんが指差す端末室の外に繋がる扉。
その向こうからは「不法侵入者め!早く出てこい!」「クソッ、まだ開かないのか!」などの怒号が聴こえてくる。

言い忘れたが、ここはフェンテス国の情報データセンター。
勢いのまま本当にここに殴り込みをかけてしまった部長(と巻き込まれた助手くん)は、センター内に数ある端末室のひとつに籠城の真っ最中だったりする。

「門前払い食らった時点で帰りましょうよ!ナニ強行突破かましてくれてんですかアンタは!?」
「だってアイツら、ひとの話を聴かないから…!」
「聴かないのはアンタだこのマッドサイエンティスト!」
「…と、とにかくだ。ここのデータを使って解析した情報を少しでも“眷属”と戦ってる奴らに伝えよう。……丸裸にしてやるぞぉ、カミサマめ!」

マッドサイエンティストの叫びが木霊する。

呪文

入力なし

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