欲望の告白2
「マリア、先日の告解であなたが共有してくれたことを、私は深く考えていました。私たちがこの世に生を受けた意味、そして神との関係の中で、自分自身の内なる声にどのように向き合うべきかについてです。」
神父は一瞬、言葉を選ぶかのように沈黙した後、続けた。「私たちが抱える欲望は、私たちを形作る大切な一部です。それらは、私たちがこの世界とどのように関わり、神の創造をどのように体験し理解するかを示す指標なのです。
欲望には二面性があります。それが私たちを成長させ、より深い理解へと導くこともあれば、時には私たちを迷わせ、本来の目的から遠ざけることもあるのです。大切なのは、それらの欲望をどのように受け入れ、自分自身の信仰の中で意味づけるかです。」
マリアは神父の言葉に耳を傾けながら、心の中で自問自答を繰り返していた。彼女は、自分の感じている欲望が、実は信仰生活の一部として統合されるべきものであることを理解し始めていた。
神父は優しく言葉を続けた。「マリア、あなたの感じる欲望は、神があなたに与えた贈り物です。それを通じて、あなたは自分自身とこの世界、そして神との関係を深めることができるのです。恐れることはありません。大切なのは、それらを神との対話の中で理解し、あなたの信仰の旅においてそれらがどのような意味を持つのかを探求することです。」
話の終わりに、マリアは深い安堵感を覚えた。神父の言葉は、彼女に自分の内なる声を恐れずに受け入れる勇気を与えた。彼女は、自分の欲望が、神とのより深い絆を築くための道であることを理解し、その旅を恐れずに続ける決意を新たにした。
その様子を見て頷くと、神父は優しく、しかし厳然とした口調でマリアに告げた。
「それではマリア、神の贈り物たる欲望との向き合いかたを教えましょう。壁に手をついて、おしりをこちらに向けなさい…」
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