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それからフェンテスとヒノイで双方の調査活動が始まり、一時は大量破壊兵器の報復合戦的にエスカレートしそうな双方の戦闘は一時その危機を回避したように思えました。私はヒノイへの調査活動に参加して現在に至るわけですが、少しは双方の理解が進んだように思えました。少なくとも都市部への攻撃はなくなればと思いましたが無理だったようです。
フェンテスはヒノイを恐れています。私の知る敵の概念にはない、今までに経験のない例えようのない恐怖を感じています。
何故、私達を攻撃してきたかも解らないので停戦のきっかけすら掴めません。

何が望みなのでしょうか?
仮に私達を滅ぼしたとしてその先に何があるのでしょうか。

あ、かなり強力な能力者の気配を複数感じます。あと呪術師からのバックアップも万全なようです。これは逃げられませんね。オワタ。

さて、私はどうするべきか?
憎悪にかられ憎悪を撒き散らした者の末路。私の中で炎のように燃える憎悪。彼らのように街を破壊しますか?

いえ、私は憎悪を断ち切るため自らを焼きます。平和を愛するフェンテス人としてのせめてもの吟醸です。

どうか、皆さんは私のようにならないで下さい。それでは、さようなら。

呪文

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