A組の国語教師 我流 猫ノ進 (ガリュウ ネコノシン)
アミガルズたち、ニャワバリで育ったものたちは彼のことを知っている。
先のスカイペネトレーターで
数の不利を言葉式召喚術『絵物語』
によって、
覆した伝説を持つ。
ネコノテ司令は彼の弟子で、
先の大戦の悔しさに涙する
彼に力をかし、教え導いた師匠なのだ。
故に、ちちぷいスクールでも、言葉と物語を扱う国語教師としてA組の教室に来た。
「ネコノテに頼まれて来た、お前たちには『絵物語』を体の芯まで習得してもらえるよう、びしばし叩き込むつもりだから覚悟しておけ、よって、帰ることは禁止だ」
「えぇ~そんな~私たち、別に絵だけでいいのに」
『刺止(シシ)』
〈彼女は面倒くさいと言った。故に、私は彼女に物語の力を見せるために刺すギリギリを狙って止めた。もし、殺ならば、命はとっくに失なわれていただろう〉
「ひっひぃぃ!」
他の世界から来た子たちはビビる
「殺すつもりはない、だが、学ぶということは書く、描くということはそれくらい、命を込めて魂込めて作る。故に、ちちぷいスクールA組の諸君には自ら『絵物語』を作れるように願っている」
怖いだけじゃない、熱い気持ちをもった彼に、生徒たちは…
「やっやってみますよ!『絵物語』ってやつを習得してみせます!先生!」
我流は心の中で微笑んだ
「では、始めるぞ、授業を、いや、物語を!」
呪文
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