小説『群像撃、秘密結社シャドウズ』【ニャンノ世界】
『群像撃、秘密結社シャドウズ』
〈真夜中に宿る
光の束…
真夜中に宿る
光の影…
影の音は~♪〉
チャンネルをガチャと切り替える
〈次のニュースです、
昨日、未明、売春組織と
協力的な関係にあったとされる
警察官僚を秘密結社シャドウズ
が粛清したとの事件が発生しました。〉
〈市民からは、感謝の言葉と
安堵の声が、しかし、執行機関からは殺人事件は法的な裁きを受ける必要があると、秘密結社シャドウズに対して、指名手配として
逮捕状を請求するとの…〉
この世は霧と影…
幾ら便利な世の中に
なったとしても
獣的なものらで
溢れ返っている…
秘密結社シャドウズは
腐敗した秩序機構に
天誅する運命を背負っていた。
人参党もまた同じく…
食べられ食べる関係からの
革命を望んでいた。
人の考えは数多あり
また、
人の思いも幾千あり
だからこそ、
多種多様な中に眠るノイズが
存在し、其が、霧の中に
眠る苦悩を生み出した。
群像撃は悲しみを背負った人間
非業の死を遂げた家族の為に
芯解となる〈虚像と実像〉を
発現させた。
悩み、悩みてフェイタリティ
憂いの煌めきに苦悩して
雨が降る…
呪文
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