【サレンディアナ】神託の癒し — 闇と光の交錯する奇跡の瞬間
【小説家になろう掲載】ココア著:なんちゃってシスターは神を騙る第4話:偶像の代わりよりインスパイア
「宜しければ、治療をしましょうか?」
聞こえたのは、凛とした女性の声だった。
軋む身体を動かして声のする方を見ると、そこにはまるで天使の様な女性が居た。
いや、どちらかと言えば地獄の悪魔かもなとライラルディアは内心笑った。
これだけ醜い見た目と内情ならば、天使など現れるはずがないのだ。
ただ治療をしようかと声を掛けられたのに、ライラルディアには悪魔が契約を突き付けてきた様に感じた。
「出来るのなら……頼みたい。まあ、無理だろうがな」
毒を治せるのは、特級ポーションと聖女位だ。
こんなスラムに居るような者が、治すのは不可能なのだ。
ライラルディアは声を出したせいか、毒の回りが早くなり、口から血を吐いてしまう。
「猶予は無さそうですね」
ライラルディアは薄れゆく視界の中、女性が手を組むのが見えた。
「天におりまする我が神よ。どうか彼の者から苦しみを取り除き、癒しを与えたまえ」
どこからともなくライラルディアに光が降り注ぎ、怪我を癒していった。
更に毒が抜けていき、血痕も綺麗に消えてしまった。
「……なん……だと?」
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