願い2
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こんにちは。ご機嫌いかがですか?
暑いですね。
昨日までは雨だったのに…
こんなに良い天気になるなんて…。
そんなに私がくるのが嬉しかったんですか?
貴方がお日様が好きなのは理解してますが…
私は雨女ですよ?
この暑さを加減して頂けると助かるのですが…。
貴方の国では…
『輪廻』って言葉があるのですね?
最近、知りました。
面白い思想ですよね?
例え死んでも…再び生まれ変わる…。
貴方も…。
貴方も再び生まれ変わるのでしょうか?
それは…。
いつになるのでしょう?
明日でしょうか?
それとも来週ですかね?
私は…いつまで待てば良いのでしょう?
また質問ばかりだと…苦笑しましたね?
言ったハズです。
それは…貴方の声が聞きたいからだと。
酷く…
酷く寂しいのですよ。
貴方の声が聞きたい。
貴方の温もりを感じたい。
貴方の傍にいたい。
…そう願わずにはいられないのです。
貴方にまた…
頬を優しく撫でてほしいのです。
――――私は涙する。
――――どんなに願っても叶わぬ願い。
――――それは理解はしている。
――――彼を…忘れるべきなのだろうか。
――――私は…溢れる涙を止められなかった。
―――――――――――風…。
――――風が優しく霊園を駆けていく。
――――私の頬を優しく撫でながら。
――――それはまるで…。
――――それはまるで…。
――――風に流されてふわりと帽子が飛んでいった。
泣くな…と、おっしゃいますか?
そう言えば…私が泣いてると…
こうやっていつも慰めてくれましたね?
そして…
私の笑顔が…一番好きだとおっしゃっていましたね…。
すいません…。
取り乱しました…。
…もう大丈夫です。
…でも…あの帽子…。
高かったんですよ?
…いつか…弁償してもらいますからね?
――――私の声に応じる様に。
――――優しい風が私を包んだ。
呪文
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