小説『創作芯解の成れ果て』【ニャンノ世界】
『創作芯解の成れ果て』
津々浦々…銘銘業業と、
紙面に深淵に迫るかのごとき
筆致で紡がれし、不条理と憂鬱の世界が広がり、其は、無限なる世界を表していた。
其の世界に明日はあるのか
霧に包まれるかのごとく
答えなど始めから
隠されてるかのごとき
心情が苦悶屋毅の内にて
浮かび描かれるのであった。
「うぅぅぅ、あっはっはっはっ」
涙とも付かぬ乾いた笑いが
廃墟と真っ暗でノイズじみた
空間内で響き渡る
「はぁぁ…、僕は…、闇の人間なのやもしれない…」
光よりも闇…
笑顔よりも無情…
口を開けば、弾丸と刀で
溢れている。
平和よりも戦争、
秩序よりも混沌、
仏よりも修羅なる魂が
苦悶屋毅の中で渦巻き
動いていた。
赤信号が明滅する…
空は真っ黒く…
そして、霧は濃く漂いて
先は真っ暗…
「光の先には希望があると思ってるの、良いことを教えてあげよう…幸福感(ハッピーセット)は苦悶(バッドセット)の上に成り立ってるってことをね!」
どす黒く炎が燃える…
タロットは道化師、
愚者なる存在は
永遠に悩み果て、
道化師はせせら笑う
相対する狂気と内なる修羅に
苛まれながらも…
苦悶屋毅はドラマツルギーり綴るしかない人間的な機械なのだから…
道化と侍を模した芯解
?疑壊苦滅
は笑っていた。
呪文
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