能面と戦場【反抗作戦】
この世は無情、慈悲などなく、
世の中は退廃と腐敗にまみれ
終末的事件によって世界は一度消滅した。
その中で、能面のエージェントは武器を持ちて戦場に立つ。
(絵物語)
素顔を晒すことは、
危険を犯すことと同義である。
越夜隊の微笑みの一派が、
素顔を晒さないように
能面衆も、同様に、素顔を見せない。
異端処理部隊『激怒』が
仮面を付けるのも、
戦争をする際の狂気を仮面が引き受けるためであった。
乃ち、仮面とは行動理念を表すものであり、大義であった。
「お前はこの戦争が終わると思っているのか…」
旅人軍の指揮官が彼に問う。
「終わるか終わらないかの問題ではない、戦争とは、有象無象の混沌が引き起こすものだ。故に、一個人ではどうにもならない」
狂った歯車…止まらない狂気、
能面衆は、敵指揮官に銃弾を放ち、
ターゲットは絶命する。
「任務完了、帰投する」
彼にできるのは、自身の腕で、
立ちはだかるものをこの手で排除するのみ…
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。