小説『塔守の眺め』【ニャンノ世界】
『塔守の眺め』
水は現世て幽世の狭間への
境界線、川には、守護せし結界が構築されており、ネコニャリ時代にて、都市が都市として機能する条件の一つに、結界を構築することができる、霊脈を必要としていた。
「お前さん、今日は暇なのかい…」
「塔守の爺さん、俺は暇な世の中がいいと思っているよ、」
「じゃあ、つまり、あれかい」
塔守の爺さんは浦部カナトにとって、暗黒時代から知っている
気心知れたものである。
塔守は結界を管理する…
当たり前のように見えて
見えないもの
ゆえに大事な基礎である。
「だからこそ、俺は戦場ではなく、平時において、塔守を見守りたいんだ」
概念的煙草を吸っては、
空に煙を吹かす、
「怪人、怪獣、怪物、怪異、昨日は破狼憂因の存在…日常を過ごすよりも非日常が多いよな河瀬の爺さん」
「そうじゃな、じゃからこそ、
反省し続けなくちゃいかんと思うのじゃ…」
終末事変、
国家的な連帯は崩壊、
人類はAIに機能を一任したことで、人間は考えることをやめた
ことで、命への尊重がなくなり
ロボットじみたものへと化した…
「想像の灯火を消しちゃいかんな」
暗黒時代で認識した教訓を忘れない…
塔に灯りし炎を眺めつつ
天気は黄昏色に染まりゆく
終天ユグドラシル
其は、晴天のその先にある
黙示録じみた世界での物語
川の流れに見えるは
境界線上に浮かぶ群像劇
瞳をそらすことなく
見届ける
浦部カナトは
青の協会長として、
何ができるかを
考え続ける
それこそが、
人間であり社会なのだと
景色を見ながら思うのだった。
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