二律背反の王女~ポスター&表紙風~
・【二律背反の王女=Princess of Antinomie=//物語風】
https://www.chichi-pui.com/posts/4f0e7899-212b-48c8-a866-cb33cb7d588d/
架空の公式資料集でもいいかもしれません。
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~因果崩壊世界の解説(設定資料風//更新済み)~
1.因果律とは
世界の出来事が「原因→結果」という順序で必然的につながる法則。
例:王女が城を出れば国民が驚く、雨が降れば道が濡れる、など。
2.因果崩壊とは
この世界では、因果律が完全に固定されず、同じ原因から相反する結果が同時に現れることがある状態。
一つの出来事が、複数の結果や歴史を同時に生むことも珍しくない。
3.因果崩壊重層世界と仕組み
この世界は「一本道」である世界線上でありながら、相反する二つの正史(白√と黒√)が「二重写し」のように重なり合って同時現実化します。
基本重なり合った正史のうち、属さないもう一方の√はまるで「怪奇現象」や「フィルターや薄い膜」のように、少しの違和感や気配を感じるがその程度である。
しかし、もしかしたら…「二律背反の王女」の側によくいるなど、関りが深ければ深い程その感じる違和感や気配は強烈になるかもしれない。
例)
・白√で「無事な王宮」と、黒√で「破壊された王宮」が重なり合って存在しますが、人々は属する一方しか認識・干渉できない。
・白√で生きる騎士Aが同じ場所に存在する黒√で死んだ騎士A`(遺体)に対して認識や干渉が不可能。
4. 二律背反の王女
この世界の象徴となる存在。
・白の王女:未完の過程を漂う、無垢ゆえに破滅ヲ呼ぶ者
・黒の王女:完成された答えを内包する、闇と化した支配する者
白√では白の王女が、黒√では黒の王女が、他の住民と同じようにその世界に属する個体として存在している。
ただし、“二つの身体・宿命・境遇の違い”は二つの正史が生み出した世界側の結果にすぎない。
王女は特異点として世界の中心点に魂が固定されているため、因果崩壊で正史が二重化しても魂は引き裂かれず、根源的な内側は 完全にひとつの魂と人格 に繋がっている。
ゆえに王女だけが、白√と黒√の二つの正史を同時に認識できる唯一の存在。
彼女は “二人”として立ちながら、“一人”として生きている。
5. 併存する二つの現実の例
白と黒の王女が立つ場では、
二つの世界が “重なったまま” 起こる。
例)
以下の事が発生したとする。
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黒√(平穏な現実):黒の王女が部下(騎士)から定例の報告を受けており、周囲は静寂に包まれている。
白√(悲劇的な現実):その同じ場所に、何らかの理由で死亡した部下の死体が横たわっている。この悲劇的な光景と音が、黒の王女のいる空間に二重写しとなって重なり合っている。
そして黒の王女は部下の平穏な声と、白√の悲嘆の声が同時に聞こえて、自身が立っている床の感触と同時に、白√で流れる血の生々しい匂いや足元の血の冷たい感触を肌で感じ取っている。
対して、黒√の部下は、王女が感じる異常に気付かず、白√から流れた血が重なり合った黒の王女のドレスに付着してもその血は黒√では存在しないため部下には黒の王女のドレスは完璧に綺麗なままであるように見える。
呪文
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