小説『ネコノ企画会議の様子』 【ニャンノ世界】
『ネコノ企画会議の様子』
ジェネリック・ネコノ達が集まった。企画書の提案に似通った企画というものは、常に考えないのが
ネコノ企画のポリシーである。
普遍を好まず、大衆の流行に乗らず、新しき何かを考え続けることこそに意味があるのだと、
ゆえに苦悩し悩むわけで…
「パッと思い付いた物語をプロンプトに書いて生成させるのはどうかにゃ?」
「物語を書くにせよ、得意、不得意があるわけだし、既存の物語をプロンプトに載せたりするのとは、違うからにゃ」
「そっそうか…むぅ」
「ダンボールの戦場はどうか?」
「ダンボール戦場あるいはダンボール戦線か、いいかもしれないな」
「戦場にダンボール、いいセンスだ」
〈ダンボール戦線〉という名で
企画が決まったり、けれど、
ダンボールが脇役になったりするのではなかろうかと…懸念材料が増えたりと、不安になることがあるあるで…
「世界を広げることに繋がるだろうか」
「むぅ、ダンボールと戦線で、ダンボールで作る兵器を作ったりできればいいが、人類は容易だろう、だが、AIには不可能ではないか」
「人並みに見せられるタッチでも、未知なるものを描く力はないわけだからなぁ~」
人類や猫達の思考する力が
果たして、様々なツールで
反映されるのかにも考慮しないと
いけないのではないかと考えると
テーマを決めるのに、苦悩するわけで…時間の経過と共に
脳内が真っ白になっていく
ジェネリック・ネコノ達
一度、企画を考えると
迷いし霧の中で歩むことになり、
求めれど、見えぬ
領域の狭間の中で考え続けることになる。
考えることは楽しい、
だが、企画を考えるなかで
あーでもない
こーでもないと
考えるうちに
それは、螺旋階段の如く
迷宮の中に囚われてしまう
のであるから、
次第にオーラを纏った存在へと
ジェネリック・ネコノは化して
浮かばぬ脳に語りかけ、
働きかけ、
それでも考え続ける
世界を広げるきっかけに
なる企画を求め続ける
それは、小さな光に
あるいは決して届くことのない
月に手を伸ばすために
うにゃあと唸りながらも
イバラのような棘の道を
辞めることはなく求め続ける様は
さながら、旧約のごとき
出ニャジプト記を思わせる
ほどに、受難と苦悩の連続であった。
この世の世紀末、脳内は狂おしく
虚無へと陥ろうとする危機に瀕する時に見える僥倖への開拓者
そう、言論の会議すらも突破せんと手にした紙すらも
置いてきぼりにするほどに
颯爽と、覇王のごとき風が
吹きすさぶ。
見えぬ物から、手にする光
流行(テンプレート)に
呑まれるなかれと叫びながら
ジェネリック・ネコノは
灰色の世界で
劇画調の気分で考え続けるのだ。
領域を広げるために…
日々、考え続ける…
〈この怪異に関して〉
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