貴方を見る絵
病み、病み、病み、後悔、後悔、後悔
嫉妬、嫉妬、嫉妬、涙、涙、涙
サドは悲しみに襲われていた。
憂鬱な気分で、壁には以下のような
文を書いては消して書いては消してを
繰り返していた。
時間をかけて作ったものが、
想定よりもいい反応が得られなかった場合、大抵の人はどう思うのだろう。
恐らく、無駄にしたなとか、思うのが大半だ。所詮、文字だけの一次的な面は、
創造力を必要とするから、二次元的なものにひかれるのだろう。
故に描いている、しかし、それはその作家の実力ではなく、彼女、She、今、目の前にしている見つめるアンティークが描いてたものだった。加えて、後ろに立て掛けている額縁に収まった絵も絵を描いてもらってる。だからこそ、創造力の欠如が顕著となっている。
「あぁ、もう私が描く意味はないな」
それは同時に書くことへの興味も失っていた。あれだけ、ちからとろうりょくを結集したものが、実際はそんなに面白くないものだと感じられたとき、それは数字となって見える。数字として見えるからこそ、絶望し、ソウサクイヨクを減退させるのだ。
時間がないのに時間を使って描いたものが書いたものが無駄だと言われているようで、だからこそ、眼の前の絵に申し訳ないのだと思った。「あぁ…死にたくなってきたな」想像力が欠如した彼は、銃を持ってきて引き金をひこうとする。「死ねば楽になるのなら、こんな世界死んだほうがましだなぁ~あはは」、さようならバイバイしたほうが誰にも迷惑をかけずに死ねるだろうと、おまけに孤独だから、誰も看取られずに死ねる。人の干渉が入らない、それは常人にとっては悲しく寂しいものかもしれないが、狂人にとっては幸運なのだ。むしろ、人が介在する、なにかを言ってくることのほうが嫌なのだ。故に、彼は、この状況を幸せだと思っている。いや、思わなければなっていけなかった。生きるにもいきようにもわからなくなっていた。
目玉が私を覗いている。死ぬの?死なないのと?答えはもちろん、デス、死ぬだ。
「引き金をひいて、僕は死ぬ」
と独り言を呟く、実際には死んでいない、
作品のなかで死んだのだ。そして、魂は浄化され、再び創作の世界に没入する。他者と繋がりたい欲はなくなり、隔絶した世界で想像を巡らせる、他人の言葉や感謝、感想はもう眼に入らない、それよりも作品について、考えたほうがはるかに有意義だ。
物語を考える、作品の中に魂を込める。この一定のリズムに遅滞が起こってはいけない、一度起こればリズムは乱れ、せっかく収束した日常に波乱をもたらす、旋律外からのデマゴーグ、作品活動をするなかで、創作の邪魔をするもの、無責任な声といっていい、それらの言葉がノイズとなって苦しめる。言葉の暴力、努力を無に帰す、残虐な殺戮者。剣はペンよりも強しというが、その例で当てはめるならば、剣は肉体的暴力、ペンは言葉の暴力、つまり、言葉の暴力で心にダメージを与えてくる。
この事は肉体的ダメージと同等に影響していく。確かに、欠損はないものの、精神的なもの、神経に負荷をかけていく行いに思えてならない。あらゆる中傷、いじめ、ヘイトはそれらに該当する行為、つまり、虐殺行為となんら変わらないものなのだと彼は考える。
故に言葉の弾丸を放つときは、
なぜ、言葉を話すのか、なぜ、この行動をするのかについて、深く考える必要があると共に、理由無き行動、理由無き言葉の危険性について深く考えなければならない。
だからこそ、彼女が出てきたのだろう。
サド、
「そうだね、創作には闇が存在する、つまり、その闇が深ければ深いほど、精神世界と深く繋がれる。」
ただしと言って、
彼女は彼を見る。
「あなたの精神状態が暗闇の、それも真っ暗な位置にいるわ、これは、ともすると命の危険性を帯びた問題として考える必要があるわね」
「そうなのかい?僕はへいきだよ、うん」
「目が笑っていない、無理している…さながら人形のように不自然」
「あは、あはは」
道化師のような仮面を彼は付けていた。
「嘘の仮面を付けはいといけない時もあるんだよね…あはは」
「苦しくてもがいてて、罪悪感で一杯のワインが出来そうね」
とにかく心のうちは
言葉では推し量れないのだ。
闇が深き闇が見ていた。
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