小説『心はハードボイルドにゃシズク』【ニャンノ世界】
『心はハードボイルドにゃシズク』
水着を改め、フリル水着に切り替えた。
理由は、お洒落さんでありたいからだ。
フリル水着にすることで、
布一枚という印象から服装への印象
もとい、優雅さやクールさも
兼ね備えた水着だと感じさせる。
其処に、サングラスを加えれば
ハードボイルドにゃシズクになれるわけで
「ジブン、不器用にゃんで」
ちょっと、高倉節を添えつつ、
渋カッコいいな徒然シズクを見て
視点くんは、
「いいね、似合ってる」
それを聞いて、
口には出さないが頬を染めながら
「うっさい、ピね」
と、ツンな反応で切り返すのだ。
そんな2人を太陽さんは照らしながら
微笑んでいるようだ。
腰に手をやり、早速、ニャンニャンダ島の海の家で飯を食べたり、何をするのか考える。
シズクと視点、
「何、見とれてる、見とれてる時間があれば、考えること…」
「うっうん、でも、海の家…海…」
考える視点…
頭の中で思い浮かぶのは…
焼そばやかき氷を食べたりと
ありきたりなことしか浮かばない…
「視点の考えはお見通しだよ、ありきたりでもいいから、とりあえず、焼そば食べよ」
視点の手を握り、導くシズク
去年の夏頃も同じく、
導かれて
今があるのだと思うと
感慨深いものである。
呪文
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