小説『私的空想部屋、現況』【ニャンノ世界】
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【絵物語SNS版】
【ニャンノ世界】
『私的空想部屋、現況』
脳内は空っぽ、何もない状態
情報の残滓は一切合切、取り払われ、在るのは、かつて、存在したであろう文字の漂流物、責任の扉は払われ、残ったのは、無機質な
虚無空間のみが漂い、生息している。
【絵物語】
『私的空想部屋、現況』
其が何を意味するかは
理解せずとも、
少なくとも責任の中にある
混沌から逃れられたということは理解していた。いや、理解せずにはいられなかった。
ネコノは、目の前のことよりも、空想のことへ逃避する癖があった。
これは、ある種の混沌からの逃れ、逃避行である。
目にしてるけども、見えていない
盲目線上の境界線に
心の瞳が笑っていた。
何かを成すにも、言葉の重責から逃れるために、全てを取っ払った、すると、うまく説明は、言語化はできないが、楽になった。
責任や、義務というものを
捨て去った結果、
心の中がスッキリした…
過去の見えざる手というものがなくなったことで、慎ましやかであるが、充足した生活を手にすることができたからである。
ネコノは、思考する…
私的空想部屋にて考える。
考えた先は一編で終わるかもしれないし、無限なのかもしれない…
だけど、再び考えることができたらと思いつつ…脳内の葦は前へと進む…
呪文
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