小説『荒野と終末と』【ニャンノ世界】
『荒野と終末と』
かつて、文明の進化を遂げてきた
人類の世界は終末事変によって
荒廃し、人が存在した場所には、
砂漠と廃墟に満ちていた。
なれど、それでも尚、
生命は生きており、
旅路の中で世界は構築され、
失ったものを取り戻さんと
歯車が動いていた。
稲日丈は脳内にて、
浮かびし音符を
刻んでいた。
この世に即席で食せる
ラーメンたるものがあるとしたら、其は時間を経てはいけないのだと…
そう、呟いていた…
赤いチューリップハットを被った
案葉充は尋ねる。
「師匠、なぜ、笑ってるんですか」
「いや、なに、昔のことを思い出しただけさ…」
昔のこと…それは、
彼、稲日丈が、本格的な旅人を目指すまでのお話であり、
それは、2100年代後半に差し掛かる、彼には大切な仲間がいた、
世界が絶望の淵に立たされようとも、世界の広さ未知を探求する心に…丈はワクワクしたものだ。
世界中の様々な、今は朽ちてしまえども、確かにあった世界を、
稲日丈は見ていた
目にしていた…
其は、時代の流れから
来るものではなく、
世界の潮流の狭間にて
見てきた感動によるものだった。
死を想えという訳でもなく、
ふと、脳裏に浮かんだ記憶
そして、現在、その帽子は
稲日丈が被っている。
大切な仲間から、相棒から
継承した帽子と共に
志たるものは何かを
見つめつつ…
彼、稲日丈はホッカイロウの大地を歩む…
世界は混沌、厄災や怪異がひしめく領域にあっても、その先に何があるのかを知る探求心が足を進める。
トラベラーズQは終末世界の
狭間にて、ホッカイロウの大地を力強く踏みしめる。
進め、足跡、
一歩は小さく僅かだが、
何度も進めることで、
其は、歴史となり冒険譚となるのだから…
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