夕闇とともに歩むのが我が一族の理だから(昼間暑すぎるでしょ……)
徘徊狩猟機、人喰い、過学習の結果、ただのイカれた戦闘機械と化したAI、生体強化と遺伝子改造を繰り返した挙げ句、ご先祖さまよりたちの悪くなった獣人、もちろん野盗たち。
荒野を夜進み、翌朝を迎えることができる旅人は幸運な類だ。そう聞いていた。
けれども、旅の途中で出会った彼女は夜こそが最も旅に向いているという。
「だって静かじゃないか」
たしかにそうだった。
日が暮れるとともに一気に距離を詰めたはずの「人喰い」どもはしかし、のんびりと彼女が視線を巡らせるとたちまち遠巻きになり、数分のうちにセンサーの検出外へと消えた。
哨戒モードの狩猟機は不意に速度を上げて遠ざかった。
道を塞いだ野盗たちは、彼女のレーザーバヨネット(銃剣)でばらばらになった。
その後の旅程は彼女の言う通り穏やかなものになった。
もう通るもののないハイウエイを進み、高架の下をくぐるうちに朝焼けと街がちかづいてくる。
「じゃあ今日はこれで」大あくびをする少女。「ここでぐっすりすやすやお休みすることにするよ。その後、情報収集かな」
その口元に牙が生えていることに私はようやく気がついた。
晴天アポカリプスの旅人部門でエントリーです。
本当は、鍔の大きいトラベラーズハットを被らせたかったです(がどれも妙に可愛らしくなったので諦めめました)
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 70
- Scale 10.0
- Seed 560801311
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength
- Noise
- Steps 70
- Scale 10.0
- Seed 560801311
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras