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ミス・フローレスの肖像

使用したAI Dalle
またかとお思いでしょうが自作の詩をベースにした作品です
以下、その詩ですが、読むと脳が初期化されてデータが失われる可能性があります。
読みますか?(y/n)


ミス・フローレスの肖像

庭の端とも
真ん中ともつかぬ場所に
水でできた球形の部屋が
あって、その窓辺に
きみが顔をのぞかせる
のは、
ひとりの夜よりは、たいてい
ぼくらの心臓がめいめいに
酒宴の祝歌とシュプレヒコールを呼び合い
てのひらの汗と霧雨とを6:4で割った
なまあたたかいグラスの中に
くぐもっているような
コバルトブルーの夜の
ことではなかったかと記憶している。

ナトリウム灯のように静かに
燃えているきみのくちびる
話したことはなに?
きみがこれから創る物語のこと

星空のホリゾントのように黒く
しっとりと濡れたきみの瞳
見ていたものはなに?
ぼくが描いたきみの自画像

眠りたての仔猫のようにやわらかく
なにも知らないきみの耳
聞こえたものは?
それはもちろん子守り歌

それからきみは何度か
ぼくらとあそんだ
きみはぼくらとあそんだ
きみはぼくらであそんだ

きみはぼくらの愛を食べ
土のように眠った
庭には花がなかったので
きみは美しく咲こうとした

水の球形
あるいは質点
そこから逃れ、還ってくるもの
きみが歌うカデンツァには
真空ほどの濁りも
ないことを信じてもいい

庭の陽だまりを
からみあい、もつれあいながら
さまよう調べよ
閉じた地平は
きみの瞳のかなたへ
真っ直ぐに延びていったこと

何億の昼 何億の夜が
きみの水球を横切っても
等しくきみの鏡面は
きみに答えつづけた
この花がきみだ。と

庭にはきみがいた
木陰に、飛び石の脇に、乾いた所、冷たい所に
きみはいた
けれども、水球は
その端とも真ん中ともつかぬ場所に
ぼくを幽閉し
ぼくはきみのために自画像を描いた
きみのために
ぼくはきみでありたかった。

呪文

入力なし

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