アヤナギ荘の日常 #6 -Everyday Ayanagiso-
ソファに寝転ぶハルマが、
スマホでライブ映像を流しながら顔を上げた。
「詩温お姉ちゃんって、
ボクのことうちわに書くならなんて書く?」
「うちわに? なにそれ急に…」
詩温は雑誌を閉じながら問い返す。
「ほら、ライブで推しに振るファンサ用のやつ〜!」
「……“全力スマイルちょーだい”とか?」
「えー、ありきたり過ぎだし、
いつだってボクは“全力スマイル”だよ♪」
「じゃあ“こっち見んな”はどうだ?」
近くでお菓子をつまんでた明芽が、
口にプリッツをくわえたまま言った。
「アカ姉、それただの悪口じゃん!ねぇ!」
「なら“ハル坊最強”でどうだ?」
「…うん、それなら許す!」
そんなやりとりを聞きながら、
詩温はこっそり紙に
「たまに静かにして」っとメモをしていた。
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