『敵陣右翼?』
獣人娘『ん、これは酷い。ちょっと抗議する』
<通信魔法展開>
獣人娘『遺憾の意を、表する』
桃色娘『どっかの政治家!? そうじゃなくて、どうなってるのこの状況?』
~事情説明中~
桃色娘『……エルフの町でお茶会を開く日に召喚の設定をしたら、その三日前あたりから侵攻を受けたって……なんて間の悪い……』
獣人娘『帰る。私の大事な人を、巻き込まないで……ん? 決められた日まで帰れない? 知らない。私達はここから離れるから、勝手に戦えばいい』
桃色娘『ま、まあまあ、そんなに怒らなくても。オレ達も助けられたこともあるわけだし、ね?』
獣人娘『それとこれとは――――報酬に防音完備の、二人きりになれる部屋を用意する? エルフの秘薬を分ける? そんなもの……え? 性欲の薄いエルフでも……そんなに効果が……エルフの民族衣装も、多数用意……うん、うん……わかった。じゃあ、がんばる、任せて』
<通信魔法、終了>
桃色娘『え? なに? なんで急にやる気を出したの? なんでそんなやる気に満ちた顔してるの? なにを話してたの?』
獣人娘『大丈夫。なにも問題はない。あと銀糸の妖精も、来てるみたい。だから、敵を翻弄しつつ、合流して欲しいって』
桃色娘『銀糸も来てるの? うわぁ、久しぶりだしちょっと楽しみだな』
獣人娘『ん、私も色んな意味で、楽しみ。早く、合流しよう』
桃色娘『わかった。戦争も早く止めた方がいいし、行こう!』
獣人娘『ん。いつも通り、私が先行するから、サポートよろしく』
呪文
入力なし