【セナ】赤の旋風、アーシア王女からの指名依頼
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編②44 依頼よりインスパイア
「素晴らしい。見事なまでに、あの御方の仰る通りの反応でした。そして、そのような皆様であれば、依頼者は情報を明かして良いと承っています」
「……あの御方?」
一般的に依頼主の情報は伏せられる。ギルド側の把握に任せているのが普通だ。
「アーシア様で御座います。それが本依頼を指名されました」
「アーシ……ん……は、はい?」
セウルスはもちろん、さっきまで冷静な態度だったベレルマンやキーランまで顔色が変わったようだ。イェンは口をあんぐりと開けて驚きを示している。
「このオーフェルレム聖王国の燦然と輝く宝珠、アーシア王女殿下その人ですよ、セウルスさん」
「ええぇぇ⁉︎」
あの王女様ですか? 本当に?
思わず質問を重ねてしまうセウルス。それも仕方ないとイェンは首を縦に振っている。ベレルマンとキーランは未だ衝撃から帰って来ていない。
アーシア王女といえば、現在の聖王国を支える頭脳として有名なのだ。王であるレオンが助言を求める相手であり、内外の交渉の大半を行う顔でもある。つまり王女としてでなく、国の頂点に近い政治的実力者だ。
こうなると断る判断はほぼ無くなったに等しい。聖王国からの直接の指名依頼で、依頼者はアーシア王女様なのだから。
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