『還爆のリンショウ』【ニャンノ世界】
リンショウは帰還する…
エルフ国は制圧され征服された…
だが、まだ気づかぬ所にエルフは
いるかもしれない、
残党はいるかもしれない
平和は紙面上の理想郷でしかない…
人は進化するために戦わなければならない
彼らは混沌のままに黙示を生きる
カミがシンダならば、ヘイワもシンダ
ヘイワとは当人がヘイワではあろうが
ヘイワとは両者がヘイワでなくてはならない、しかして、人類は戦争と共に進化してきたのだから、人類というものは、ヘイワ
には生きられない…戦争は日常の中で蠢いている…一人と一人の不満が生み生ずるものも戦争で、実際、ヘイワとは互いが諦めることによってなしえるのなら、ヘイワとはある種のタイカ…であり、ムジョウなのではないか…ムジョウに染まる悲しみを心にこめて…行使する…悩みて進める…
だが、叶徒らはその辺に関して、悩むことはなかった、なぜなら、各々に理想叶を抱いて黙示を成さんとしていたからだ。
叶徒 還爆のリンショウもその一人で、
彼女はエルフたちに特攻をしかけ
軍勢そのものを終わらせた…
まさに英雄なれど、彼女は
「私はいっかいの叶徒に過ぎません…これからも…弾兎饗弾として侵攻活動に生きられればよいのです」
と言って、彼女はバイクを走らせる…
曇天の空、無情が漂う煙の中で…
(猫メモ)
接戦の末、侵略者一行の勝利に貢献した名もなき叶徒で、彼女は、ミサイル型爆弾で特攻によって死んだかと思いきや帰還を果たし、こうして、これからも黄昏梟や、最終局面でミサイル型爆弾で爆破させるのだなと思うと、これからが楽しみなる叶徒なのです…狂気なるままに…
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