〈架空偉人伝説 空想の流儀 〉ネタギレ・T・ツインデ
トイレの天使、ミラエルを補佐し、
身の回りの世話をする仕事人である。
ミラエルは常にカオスのままに行動するが、時たま脳内が空っぽになることがある。
「頭が真っ白になることがあるんです。それこそ、真っ白な便器のように…」
空想のガソリンが枯渇する、つまりネタギレした場合に彼女、ネタギレの強みがいかされるのだ。
「ミラエル様、では、私が代わりにトイレを使って創作をしましょう」
彼女はトイレに触れ、トイレを歌う。
すると、トイレは騎士の姿に変化し、
数多のトイレが騎士となって軍団ができる。
「では、ミラエル様、この世の汚物を洗い流して参ります」
「うん、分かったよココココココ」
ミラエルは眠る。
アイデアが思い浮かばない時は眠り、創造力、混沌力を蓄えるのだ。
起きて泣いてたってらちが明かない。
それこそ、あるものは涙が創作の原動力になることもある。
まぁ、それは天使それぞれだ。
クレイにゃんの場合は怒りや涙が原動力になっていた。
我々は彼女の汚物となるものに関して
追跡取材をすることにした。
「あなたの指す『汚物』とはなんだと思いますか」
「うーん、人々の心にすまう、問題や事件を発生させる怪物でしょうかね」
「というと」
「人ってものは、時として変な言動をする生き物です。例えば、ある特定の人物にヘイトスピーチを行ったりする。これは、心の中に救う怪物が操ってるのだと考えています。その証拠にほら、目の前に」
カメラマンは彼女の指差す方向へと向ける。すると、茶色い物が蠢き、彼女の方へと迫り来る。
「あれはウ○コですか!」
「そう、ウ○コなのです!」
番組上、ピー音をしているが、
勘のいいものなら、分かるだろう。
つまり、彼女の言う、心の汚物とは、
それであり、日々、人々の精神世界で
戦い、秩序を保っている。
ネタギレした場合、ミラエルは眠り、
その代わりに、汚物に対する対抗策を
彼女は編み出し考え対処する。
Qあなたにとっての空想の流儀とは?
「日々、腹が痛くならないように、ミラエル様の歌を歌うことです」
これからも、ストレスに晒される社会で
彼女は進み続ける。
(終)ネコノテレビ
呪文
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- Steps 55
- Scale 10
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- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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