小説『Flower Isolation』【ニャンノ世界】
『Flower Isolation』
名前なんて知らない、
花言葉の固有名詞すらも
意味すらも知らない、
単純に響きだけがよくて
Isolationを使用したに過ぎない
実験的な思考回路…
其は疑問符から逃れ、
逃避行する為にドライブを
したに過ぎないのだ。
緑の花が咲き誇る
美しき景色に心踊る
景色を眺める
花柄の壁に心が踊る
明日の朝日はなんだろうか…
扇が示す視線の先に
宿る十字の呪符的なもの
其は呪いあるいは守護せし
ルーン文字
記された歴史書は足跡を示す
煌めく光に包まれて
心は踊る尊きに
誰彼に、急かされることなく
己が成すがままに
ページを捲る…
次はどんな物語が
待っているのだろうか
ルミナス・リュンヌは
芸術の中にて
己の花たるものは何かを
模索し続ける。
終わることがないって、
それでもいいじゃない…
だって、人生なんだもの
呪文
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