「ご主人、来てくれたんですね」
「それでどうでした?」
「うん、普通に面白かった」
「そうですか。それで…」
「ああ、よかったよ。初めてって聞いてたからもっと出番少ないと思ってたんだけど、結構要所で出てたんだ」
「わたしも最初驚いたんですけど、演出の人が増やしていって…」
「うーん。そういうことなら周りに評価されたんだろうな」
「そうですか?だと、いいんですけど」
「そうだと思うよ」
「とりあえず、ご主人は気に入ったと」
「ああ、良かった」
「ふふ、なら成功です」
「いや、見に来た人の反応を気にしようか。拍手貰えてただろう?」
「はい。嬉しかったです」
「な。待ってるから着替えて帰ろうか」
「そうしましょう。皆さん位挨拶してからになりますから、少し時間かかりますよ」
「うん、待ってるよ」
「はい」
呪文
入力なし